副鼻腔炎による頭痛(急性鼻副鼻腔炎による頭痛)では、目の奥やおでこあたりが痛むと感じることがあるので、医療機関を受診する際には、医師に「頭の痛む場所」や、鼻づまりなどの「症状」、頭痛が起こり始めた「時期」などを伝えるようにしてください。
蓄膿症 頭痛 どこ?
前頭洞(眉間の裏)に膿がたまった場合には、前額部の痛みが生じます。 両方の眼球の間にある、篩骨洞に膿がたまった場合には、目の奥あたりに痛みが生じます。 更にその奥の、蝶形骨洞に膿がたまった場に合は、頭の奥の痛みが生じます。
鼻炎は頭痛の原因になりますか?
アレルギー性鼻炎と頭痛 鼻粘膜が腫れると鼻詰まりを感じるようになりますが、鼻とつながっている副鼻腔(骨の中の空洞)にも空気が入りにくくなります。 これを副鼻腔の換気障害といいますが、換気障害で副鼻腔内が陰圧となることで頭痛が発生します。
蓄膿症 頭痛 なんで?
副鼻腔炎が頭痛を引き起こすメカニズムはまだ解明されていませんが、副鼻腔の炎症が三叉神経の近くまで広がり、三叉神経が刺激されることが原因の1つだと考えられています。 三叉神経は、名前のように大きく3つの神経(眼神経、上顎神経、下顎神経(かがくしんけい))から構成されており、おでこから顔全体に広がる神経です(図2)。
副鼻腔炎は何度もなるの?
急性副鼻腔炎は、ふつう数週間で完全に治る病気です。 しかし、これをきちんと治療せずにいると、炎症を何度も繰り返したりして慢性副鼻腔炎を引き起こすことにつながります。 急性副鼻腔炎の症状が軽くなったとしても、医師が指示する間はしっかりと治療を続けることが大切です。