チックとは チックは、急に出現する運動や音声が、繰り返し、不随意に出現する疾患で、比較的よく見られる疾患です。 原因はわかってはいませんが、家族内の発症が多かったり、注意欠陥・多動性障害、強迫性障害に合併することが知られています。 ストレスや疲労などで症状が出やすくなることがあります。
チック症どんな感じ?
まばたき、顔をしかめる、口をゆがめる、口を尖らせる、舌を突き出す、首を左右に振る、肩をびくっとさせる、すくめる、腕を振る・まわす、地団太する、跳び上がるなどの動きを本人の意思とは関係なく繰り返してしまう。 初発症状は、まばたきなど顔面に多く認められる。
チック症 どうする?
日常生活で困らなければ治療は不要です 「チックがあると学校でいじめられるのではないか」と心配して治療を希望させるご家族もいらっしゃいますが、子どもが困っていない段階で、先回りして心配の種を取り除く必要はありません。 チックがあっても、気にせず、困らずに普段の生活を送ることができれば問題ありません。
チック症は治りますか?
A:ほとんどは、1年以内に治ります。 ★チックの大部分は、まばたきや頭を振るなど1つか2つのチックで、あまり種類が増えることはありません。 こ のような場合は半年か1年以内にほとんど消えてしまいます。 チックの大部分は、治ると考えてかまいませ ん。
チック 咳 どんな?
少し大げさにコン、コンコンと単発か2連発程度の咳をするのがチックの特徴ですが、診察時に舌を出させたり、別のことに意識を向けたりしているときは、咳が止まります。 チックには症状が出やすいタイミングと出にくいタイミングがあります。