喘息の⽅の気道は炎症により敏感になっているため、わずかな刺激でも発作がおこります。 刺激となるもの(誘因)は、ダニやホコリなど吸い込むとアレルギー反応をおこす「アレルゲン」と、タバコの煙などのアレルゲン以外のものがあり、さまざまです。 実際にはどれかひとつではなく、いくつかの誘因が絡み合って発作がおこります。
喘息いつ発作が出る?
午前2時から4時ごろは、1日のうちで気道がいちばん不安定な状態になるため、ぜん息発作が起こりやすい時間帯といえます。 同じことが1年単位でもみられ、季節的変動と呼ばれています。 5月から7月と、10月から11月に、発作の回数・程度ともに多くなり、秋の方が若干発作が多くなる傾向があります。
喘息 発作はどんな感じ?
喘息は、咳や痰(たん)、息苦しさや「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という喘鳴(ぜんめい)など、さまざまな症状があります。 最近では咳だけの喘息(咳喘息)も増加しています。 また、胸の痛みやのどに感じる違和感なども喘息の症状のひとつです。 このような症状が続いている⽅は、⼀度病院・診療所を受診しましょう。
喘息 明け方 なぜ?
副交感神経は気道を狭くし、交感神経は広げる方向に働くので、副交感神経が活発になる夜間や早朝に気道が狭くなり、息切れなどの症状が出やすくなります。 また、体内で分泌されるステロイドホルモンが、夜間や早朝に減少することも関与しています。