症状が起こらないようにするには、慢性の気道の炎症をおさえることが重要です。 基本の治療薬は、「吸入ステロイド薬」で、炎症をおさえる効果が高い薬剤です。 最近は、この吸入ステロイド薬と、気道を広げ呼吸を楽にする長時間作用性β 2刺激薬が一緒に吸入できる配合剤も使用されることがあります。
喘息はどのくらいで治るのか?
治りますか? 喘息は体質に由来する疾患なので、治ることはありません。 年齢や妊娠の影響で「治った」といえるほど良 くなる方もいますが、10 年くらい落ち着いても風邪などをきっかけに発作が出ることもあるので、治るの ではなく眠っていると考えたほうが良いと思います。
喘息 どうやって治る?
基本的に、気管支喘息の治療は吸入薬と飲み薬です。 気管支の病気なので、気管支だけに薬が到達する吸入薬がベストで、飲み薬はその次です。 可能であれば吸入ステロイドだけ、コントロールが不十分な場合には吸入ステロイドと長時間作用型β2刺激薬の入った合剤を使います。 より少ない薬剤、より少ない量で維持することが一番の目標です。
喘息の発作何日続く?
通常は5~7日間です。 吸入ステロイドは、気管支喘息の一番大切なお薬ですが、発作が起こってから開始しても症状が良くなるまでに時間がかかります。
喘息の薬どれくらいで効いてくるの?
吸入ステロイド薬は強い抗炎症作用があり、喘息治療に欠かせません。 この薬は、ゆっくり、じわじわと効いてくるので効果が出始めるまでに3日~1週間ほどかかり、やめると効果がなくなってしまうので長期間、毎日続ける必要があります。