患者さん「昨日の夜は、ゼーゼー息苦しかった…喘息ですか?」 医師「今は音はしていないね…苦しい時でないと喘息の診断は難しいんですよねえ .喘鳴が無くても喘息なの? · 夜苦しくなるのはなぜ? · どうやって診断するの?
喘息 どんな苦しさ?
喘息の主な症状には、咳、痰、息苦しさ、 喘鳴 ぜんめい (呼吸する時にゼーゼー、ヒューヒューという音がでる)、胸苦しさなどがあります。 症状は発作的にあらわれ、夜~早朝、季節の変わり目に起こりやすいことが特徴です。
喘息 なぜ苦しい?
喘息発作はどうして苦しいの 気管支が狭くなりますから、肺の中に入ってくる酸素量も少なくなり、当然苦しくなります。 また、狭くなった気管支を空気が通るたびに、ゼーゼー、ヒューヒューという音が聞こえます。 これは、狭い気管支に空気を通すため、通常は使わない筋肉を総動員して呼吸をしているためで、大変苦しい状態です。
喘息 寝ると苦しい なぜ?
夜間はたんが出しにくく気管支内に貯留し、気管支が狭くなります。 また、副交感神経の活動が亢進するので、さらに気管支が狭くなり、夜間に呼吸が苦しくなります。
喘息 吐くとき苦しい なぜ?
喘息では、息を吐く時に気道が狭くなるため、②の吸い込んだ空気を吐き出す時のスピードが低下します。 息を吐く時に気道が狭くなる代表的な病気には、喘息とタバコが原因のCOPD(肺気腫・慢性気管支炎)があります。 喘息は、アレルギー(好酸球)による気道の炎症が常に(発作がない時にも)起きています。