夏は気温の上下が少ないので、比較的喘息の症状が落ち着いている患者さんが多い季節です。でも、エアコンの冷気や蚊取り線香の煙などで、咳込むようなことはありませんか?
気道が狭くなるのはなぜ?
病因は,①気管外傷後,②肺気腫,③腫瘍や大動脈などによる長時間続く圧迫,④再発性多発性軟骨症,などがあげられます. 症状としては,気道が狭くなることによって起こる喘鳴,労作時呼吸困難,咳,痰という気管腫瘍とほぼ同じようなものがあげられますが,血痰は出ません.
急に咳き込むのはなぜ?
3週間未満で治まる急性咳嗽の原因は、ほとんどが風邪などの呼吸器感染症です。 遷延性咳嗽、慢性咳嗽と咳(せき)が長期間にわたるほど、感染が原因ではない場合が多くなります。 咳(せき)の症状が長く続くときには、喘息などアレルギー性の咳(せき)、副鼻腔気管支症候群、肺がんや結核などが疑われます。
気道が狭くなるとどうなる?
気道の粘膜が腫れ、空気の通り道が狭くなるため、呼吸をすると「ぜーぜー」「ヒューヒュー」と音(ぜい鳴)が鳴ったり、発作的に痰や咳、息切れが出ます。 症状が悪化すると、呼吸困難になり、死を招くこともあります。
気管支喘息 痰 なぜ?
1−2.喘息の痰の特徴 喘息は、気道とよばれる空気の通り道に炎症が起こっている病気であるため、炎症を起こしている部分から痰の分泌量が増加したり、喉がイガイガするなどの症状が出る場合があります。 喘息の痰は透明であることが多く、黄色く濁ってドロドロしている痰とは性状が異なる場合が多いです。