喘息治療のゴールは、発作のときの症状をしずめることではありません。 「発作がおこらないようになり、健康な人と変わらない生活を送ること」。これが喘息治療の目標です .
喘息治療をしないとどうなる?
治療をしないとどうなるの? 喘息の症状(炎症)が起こると、気道はその炎症を修復し元に戻ろうとします。 症状が軽ければ治療をしなくても元に戻る場合もありますが、発作を繰り返すうちに完全には元に戻らなくなり、気道炎症を起こした狭い状態のまま悪化してしまいます。
喘息 ステロイド なぜ効く?
気管支の炎症をおさえる。 ステロイドは人間のからだの副腎皮質という器官でもつくられるホルモン(※)の一種で、現在のぜん息治療に使われる薬の中で、炎症をおさえる効果がもっとも大きい薬です。 ぜん息の原因である気管支の炎症は、好酸球を中心とした白血球が集まってくるために起こります。
喘息 薬 何日?
通常は5~7日間です。 吸入ステロイドは、気管支喘息の一番大切なお薬ですが、発作が起こってから開始しても症状が良くなるまでに時間がかかります。 更に発作時には息が吸いにくくなりますので、お薬がしっかり吸えなくなります。 ですから、発作時のみ吸入ステロイド薬を使用するのは、よくありません。
喘息の治療はいつまで?
必ず医師の指示どおりに服用し、自分の判断で薬を中止することは絶対にやめましょう。 ぜん息の治療は、重症度に応じた治療ステップより開始し、コントロールが得られたら治療をステップダウンしていきますが、ぜん息の症状が改善し安定しても、少なくとも3か月は様子をみる必要があります。