呼吸器疾患として重症化しやすい肺炎、気管支喘息(合併率30%)、間質性肺炎、肺癌(合併率6%)、気胸の合併があり、その他にもCOPDの肺の組織に起きている炎症から産生されるサイトカインという物質が全身を巡り、いろいろな臓器の障害を誘発します。
COPD どこから?
COPDは有害物質の吸入や大気汚染によって起こります。 中でも原因のトップにあげられるのはたばこの煙です。 日本ではCOPDの原因の90%以上が喫煙によるものといわれています。
COPD 吐けない なぜ?
喫煙による慢性的な肺や気道の炎症は、気流閉塞(気管支が狭くなり、息を素早く吐き出せなくなること)をおこします。 息が最後まで吐けないので、次の呼吸が出来なくなり、結果的に息苦しさの原因となります。
COPD 炎症 なぜ?
慢性閉塞性肺疾患(COPD)の症状が起こるメカニズム タバコの煙や大気汚染物質などの有害物質を長年吸い込み続けることにより、空気の通り道となる気管支や細気管支、その先にある酸素と二酸化炭素のガス交換を行っている肺胞に炎症が起こります。
COPD体重減少なんで?
COPDの体重減少は、①呼吸をするために使う呼吸筋の負担が多くなり、常に体力を使う状態が続くこと、②呼吸困難に伴う運動制限による食欲低下や消化管機能の低下など様々な要因が複合的に関与していると考えられています。 食欲がなくても、食事は少しずつでも良いのでしっかり摂ることが重要です。