炎症で分泌液が増えると、一部が食道から気管支の中に入り呼吸を妨げるため、咳によって口の中に出されます。 それが痰ですが、湿った咳とは痰の出る咳で、気管支の炎症によって分泌液が増えている証拠です。 湿った咳はCOPD(慢性閉塞性肺疾患)といわれる慢性気管支炎、肺気腫、そして気管支拡張症などで起こり、慢性的に痰が出ます。
COPD なぜ咳?
慢性閉塞性肺疾患とは Chronic(慢性)Obstructive(閉塞性)Pulmonary(肺)Disease(疾患)の頭文字をとってCOPDといいます。 煙草などの有害物質を長期に吸入することで肺の中の気管支に炎症が起き、空気の流れが低下することによって咳や痰がでたり、呼吸困難などが起こったりする疾患です。
湿性咳嗽 なぜ?
湿性咳そうは、喀痰を喀出すための生体防御としての生理的咳そうであり、気道の過分泌が治療対象となります。 主な原因は、副鼻腔気管支症候群、後鼻漏症候群、慢性気管支炎、限局性気管支拡張症、気管支喘息(ぜんそく)による気管支漏、非喘息性好酸球性気管支炎、肺がんなどがあります。
朝方 咳 なぜ?
朝に咳が出る理由には諸説あるそうですが、リラックスして副交感神経が優位になっている状況では、気管支が収縮しやすくなるそうです。 そのため、副交感神経が優位な睡眠中は、気管支が収縮しやすく少しの刺激でも咳が出やすいのだとか。 また、入浴も身体がリラックスするため、同じ理由で咳が出やすくなるそうです。
COPD 喀痰 なぜ?
COPDだとなぜ痰が増える? 喫煙習慣や繰り返す感染で、気道粘膜表面の線毛が傷つけられています。 線毛運動が障害されると痰を外に出そうとする能力が低下し、痰がたまりやすくなります。