COPDの患者さんがやせる理由 しかしCOPDの患者さんでは、食事をとると、息苦しくなり、疲れる。 また膨張した肺が胃を圧迫しているため、食欲がない。 食事で十分な量をとれない。 その結果栄養不足となり、重症になるに従って、しだいにやせてしまいます。
COPD 食事量低下 なぜ?
COPDの人の1日に必要な安静時エネルギー量は、健康な人の約1.5倍と考えられています。 その一方で、肺が膨張し胃を圧迫するため満腹感を得やすい、常に息苦しさを感じているなどの理由で食事量が減り、摂取エネルギーは減少します。
COPD 食欲不振 なぜ?
COPD 患者さんが、栄養障害によりやせてしまうと、呼吸筋や下肢筋などの筋力が低下します。 筋力が低下すると、動くだけで息切れや倦怠感が増加し、体を動かしたくなくなります。 その結果、活動量が低下して家にとじこもりがちになってしまい、さらに食欲が低下します。
COPD 呼吸商の低下 なぜ?
COPDでは、栄養障害により、体内の脂肪酸が動員されて、脂質の燃焼量が増加していると考えられるので、呼吸商は低下する。
呼吸困難 食欲低下 なぜ?
全身の血液循環が悪くなるために肺に血液が溜まって急激にうっ血が増すと、肺水腫による重度の呼吸困難やショック症状が起こることがあります。 胃腸や肝臓にうっ血が起こると、食欲不振や嘔吐、腹部膨満感などもみられるようになります。