COPD で肺胞が壊れたり、細気管支に炎症を起こすと肺機能の低下を起こします。 残念ながら、一度破壊され、変化を起こした肺を元に戻すことはできません。 しかし、早く病気を発見して治療を続ければ、症状を和らげたり、病気の進行を抑制することが可能です。
肺活量 が 少ない の は なぜ？
肺機能検査でわかること ％肺活量が低い場合は、肺が硬くなっていたり、呼吸筋が弱くなっていたりして肺が十分に広がらないため、肺が取り込むことのできる空気の量が少なくなっている可能性があります。 疑われる病気として、間質性肺炎・サルコイドーシス・肺線維症・胸膜炎などがあります。
COPD 肺胞どうなる？
肺が傷んで息切れが起こる 肺の中にある肺胞は酸素と二酸化炭素の交換をしています。 COPD では肺胞が壊れて弾力性を失い、また、気管支に炎症が起こり、気管支の内腔が狭くなります。 その結果、空気がうまく吐き出せなくなります。
慢性閉塞性肺疾患 どうなる？
慢性閉塞性肺疾患は、気道が狭くなる状態（閉塞）が持続する病気で、肺気腫や慢性閉塞性気管支炎、またはその両方に伴って発生します。 この病気の原因として最も重要なのは、紙巻きタバコの喫煙です。 この病気になると、せきが出て、やがて息切れが現れます。 診断は、胸部X線検査と肺機能検査によって下されます。
1秒率の低下する疾患はどれか？
70％以上が正常ですが、1秒率が低下している場合は閉塞性換気障害（気管支が狭くなっているために起こる呼吸機能障害）が疑われます。 閉塞性換気障害には、気管支ぜん息や慢性閉塞性肺疾患（COPD）などがありますが、どの疾患も気管支が狭くなっているので、一気に息を吐き出すことができず1 秒率が低下するのです。
COPDが進行すると体重が減少しますか？
COPDが進行すると体重減少が見られることがあります。 原因ははっきりしておらず人によっても異なりますが、息切れによって食事が困難になる、血液に含まれる 腫瘍壊死因子 （不要な細胞の排除、感染防御、腫瘍に対抗する作用を持つ物質）の濃度が上昇することなどが要因として考えられています。
どのような治療方法で COPDを改善しますか？
このような状態を改善するためには、薬物療法に加えて、運動療法や栄養療法、日常生活の管理などを総合的に行うことが重要です。 このような包括的な治療は「呼吸リハビリテーション」と呼ばれています。 COPD は慢性の病気なので、治療は長期間に及びます。
COPDの原因はタバコですか？
COPDの原因は、やっぱりタバコ！ COPDの主な原因はタバコの煙で、発症者の90%以上が喫煙者であるというデータもあります。 さらに、自分で吸っている人だけでなく、周囲でタバコの煙を吸い込んでしまう（受動喫煙）人も発症率が上がることがわかっています。
COPDにおいて息切れや呼吸困難が出現するのはなぜですか？
また、慢性気管支炎も肺気腫も、労作時に息切れや呼吸困難、 チアノーゼ が出現します。 COPDにおいて労作時に息切れや呼吸困難が出現するのはなぜ？ 労作時に息切れや呼吸困難が出現するのは、換気とガス交換が障害されるためです。 換気とは、空気を吸ったり吐いたりする呼吸のことです。
