現在の進行大腸がんの標準治療は、開腹手術です。 開腹手術とは、おなかを大きく開けて行う方法です。 メリットは、執刀医が患部を直接見て、触った感覚を確認しながら治療が進められる点で、患部を広く見渡せるため、出血などがあってもすばやく対応することが可能です。
大腸癌 どんな手術?
大腸がんの治療は、手術による切除が基本です。 外科治療では、がんのある腸管とリンパ節を切除します。 切除するリンパ節の範囲は、がんの部位と手術前に予測したがんの進行度を考慮して決定され、早期がんでは、がんだけを切除して、リンパ節は切除しないこともあります。
大腸癌の手術は何時間?
平均手術時間は腹腔鏡手術で約1時間長く、開腹手術で160分、腹腔鏡手術では211分でした。 平均入院期間では開腹手術が11日、腹腔鏡手術は10日でした。 開腹手術では、患部を直接目で確認することができるため、がんの取り残しを防いだり、出血があった場合に素早く対応できます。
大腸がん手術 入院 どのくらい?
術後の入院期間は約10日間で、退院後約2週間でスポーツや肉体労働が可能です。
大腸癌 手術しないとどうなる?
大腸がんは、治療が行われなければ、それ以外の致命的な病気が起こらない限り、確実にがんによって死に至る病気です。 治療は切除が可能で手術を含めた根治治療がされた場合と、根治が不可能で姑息的な手術が行われた場合や、手術が不可能な場合によって経過は異なってきます。