近年、平熱が36℃以下という「低体温」の人が増えています。 極度なダイエット、ストレスや老化などが原因で、熱の産生と放散のバランスが崩れたことによるものです。 そのまま放っておくと様々な病気を発症し、突然死の原因にもなりかねません。
低体温症の原因は何ですか?
低体温の原因として主に以下の3つが挙げられます。 ○代謝の低下身体の基礎代謝が低下している場合になりやすいです。 具体的には高齢や栄養状態の悪化、筋肉量の減少などです。 ○内分泌疾患甲状腺、下垂体、副腎など内分泌腺と呼ばれる臓器の機能低下症が低体温の原因になることもあります。
低体温症 どこから?
深部体温35度以下が低体温症 人の体の奥の温度である深部体温が35度以下になったとき、低体温症と診断されます。 35~32度は低体温症の軽症、32~28度は中等症、28~20度は重症とみなされます。
低体温症 どうなる?
深部体温が35度以下になると、激しい震えや、判断力の低下などの症状があらわれ、「低体温症」と診断されます。 体温が下がるにつれ、筋肉の硬直、脈拍や呼吸の減少、血圧の低下などが起こり、死に至ることも。 自覚がないまま進行することもあるため、高齢の人や、寒い中屋外作業をする人は注意が必要です。
低体温症 どうすれば?
震えが始まったら何をすればいいのか?1隔離 冷たいものからの接触をさけます。 地面に敷物をしたり、風を除けたり、濡れた衣服は脱いで下さい。 ... 2カロリー補給 何より体温を上げるエネルギーを補給することが大切です。3水分補給 体温が下がると利尿作用が働いたり、体内の水分バランスが変化し、脱水になります。 ... 4保温・加温避難場所での低体温症対策 - 山岳医療救助機構