点滴とは、ボトルやバッグをつり下げて、少量ずつ注射薬を投与するための注射方法です。 点滴を行う目的には、輸液(ゆえき)自体の効果を期待する場合と、抗がん剤や抗菌剤など急速に投与すると副作用が起きる薬剤をゆっくり投与するために輸液に希釈して用いる場合があります。
点滴は何のためにするのか?
点滴は多くの場合、「重症」、「緊急に対処が必要」、「栄養や水分の補充が必要」など、直ちに薬の効果を発揮させることが必要な方に行います。 具合が悪くて薬を飲むことができない場合でも、薬を体内に取り入れることができるのが点滴です。 たとえば入院中の場合でも、病状がひどい時は点滴で治療をし、だんだん飲み薬に変更していきます。
点滴ってどれくらいの時間?
点滴にかかる時間 数十分で終わるものが多いですが、高齢者や子どもは、ゆっくり点滴を入れるため、数時間かかる場合もあります。 時間に制限がある場合は、点滴する量により時間も異なりますので、何分くらいかかるか事前に聞いておきましょう。
点滴は何科?
「内科」はご存じの方も多いと思いますが、お薬や点滴によって内臓の疾患を治す科です。 風邪やインフルエンザ、胃腸炎などがそれです。
点滴 痛い なぜ?
点滴は、水分や栄養の補給ができる大切な治療ですが、点滴中に血管が痛くなったり赤くなったりしたことはありませんか? 原因は、点滴液による刺激や感染により「血管炎」を起こしているからです。 血管炎が起きたら、針を抜いて別の血管に刺し替えなければなりません。 また、点滴が漏れて腕が腫れた経験をお持ちの方もおられるでしょう。