動物は、ふつうは虫歯にはなりません。 なぜなら、ふだん動物は「砂糖(さとう)」の入ったものを食べないからです。 虫歯は、砂糖などを食べて、歯のエナメル質がとけるためにかかる病気です。 野生で生きている動物が食べるものには砂糖など入っていません。
犬は虫歯になりにくいのはなぜ?
犬の歯は鋭利で薄い形をしているので、人間の歯に比べると虫歯菌がたまりにくくなっています。 また、人間の唾液が弱酸性なのに対し、犬の唾液はアルカリ性です。 糖分がたまりにくい性質も持っているので、虫歯菌が増えにくくなっています。 そのかわり犬のお口の中では、人間よりも「歯周病」が起こりやすいのです。
猫 なぜ虫歯にならない?
しかし、猫は肉食動物なので、炭水化物の摂取が少なく、さらに、口内にアミラーゼが無いという2つの特徴から、虫歯菌が住めない環境となります。 このような理由から「虫歯菌は猫の口腔内に存在しない=虫歯にならない」というわけです。
虫歯 どのくらいの期間でできる?
1ヶ月あれば虫歯になりますが、虫歯の進行速度は歯の質や場所によっても異なります。 歯のミネラル成分が少なく、虫歯菌が発生する酸に対する抵抗性が低い乳歯や生えたての永久歯は虫歯の進行が速いです。 また、歯の根の部分は虫歯の進行が速い場所になります。
何時間で虫歯になる?
◆ 歯にプラークが付着して細菌が活発になり、歯を溶かす酸を産生し虫歯にするには24時間~48時間かかります。 たった1日磨かなかっただけで虫歯になることはないですが、口の中に細菌が大量に存在していると身体にとって良いことはないですよね。 まず起床すれば朝ごはんを食べますよね。