アニマルセラピーには、ストレス解消やリラックス効果のほか、意欲が湧く、感情表現が豊かになる、運動量がアップする、病気の回復をサポートするなど、心身に良い影響を与える可能性があります。 また、コミュニケーションを円滑にする、協調性が生まれるなど、社会的な部分での効果も期待できるのが特徴です。
なぜ人は動物に癒されるのか?
癒し効果の高いホルモンとして、まず挙げられるのはオキシトシンという脳内ホルモンです。 この物質は「幸せホルモン」と呼ばれており、疲れやストレスを癒し、多幸感を与えてくれる働きがあります。 オキシトシンは人同士の触れ合いでも分泌されますが、ペットとの触れ合い(特に犬)でも多く分泌されることが分かっています。
アニマルセラピー 犬 なぜ?
アニマルセラピーによって犬と触れ合うことで、自然に笑顔がこぼれたり、穏やかな表情になったりなど、表情の変化や、精神的な安定をもたらす効果が有ります。 昔、犬を飼ったことのある方は、昔のことを思い出して涙するなど、情動の変化が現れることもあります。
アニマルセラピー どんな人?
特に、アニマルセラピーが必要となる人は高齢者や何かしらの病気を抱えている人です。 アニマルセラピーは動物を介してするボランティア活動となっているので、自身の飼っているペットに資質があったとしても飼い主によっては向かない場合も十分にあります。
アニマルセラピー いつから?
実はアニマルセラピーの歴史は古く、古代ローマ時代に負傷した兵士のリハビリに、馬を用いたアニマルセラピーが行われていたようです。 現在では、アニマルセラピーに用いられる動物には、馬の他にイルカなどがありますが、私たちにも最も身近な動物である犬を用いたアニマルセラピーは、20世紀半ばから本格的に始まりました。