繁殖業者(ブリーダー)が人気品種を大量に繁殖させたものの、人気種が変わるなどして売れなくなった結果、経営が行き詰まり、飼育が崩壊するケース。 動物は、狭いケージに閉じ込められたまま、不衛生な管理で皮膚病をはじめとする病気が蔓延したり、糞尿や死体が放置されたりする場合もある。
多頭飼い 崩壊 なぜ?
多頭飼育崩壊の原因はさまざまです。 ペットへの避妊手術など、適正な処置をしなかったため過剰繁殖が起きたり、飼い主の病気や高齢化、思わぬ事故や災害などでペットが放置された末に起きる場合もあります。 また、繁殖業者(ブリーダー)の経営が行き詰まり、飼育が崩壊するケースもあります。
猫 多頭飼育崩壊 なぜ?
強い繁殖力 猫の繁殖力は強い。 栄養状態がよければ年3回ほど、一度に平均2~6匹を産むとされる。 環境省によると、雌猫1匹がいれば1年で20匹、2年で80匹以上に増える計算だ。 その結果、繁殖しすぎて世話ができなくなる「多頭飼育崩壊」が全国で後を絶たない。
多頭飼育崩壊って何?
一般的には無秩序にペットが増え、飼い主が適正に飼育できる数を超えた結果、経済的にも破綻し、ペットの飼育ができなくなる状況を多頭飼育崩壊と言います。 多くの場合十分な世話がされておらず、不衛生な環境で病気や奇形の猫が多数飼育されており、飼い主だけでなくペットの生活にも支障が出ています。
多頭飼育崩壊 どうしたらいい?
多頭飼育崩壊に陥っている方は、後ろめたさから誰にも相談できない状態にあることも少なくありません。 そのため、「何かおかしいぞ?」と気づいた方が、然るべき機関へ連絡してあげた方がよいでしょう。 通報先の機関は、保健所や動物愛護センター、自治体の動物愛護担当窓口や衛生課など。