耳だれは耳漏(じろう)とも呼ばれる、耳の穴から出てくる分泌物の総称です。 外耳からの耳だれは透明でサラサラ、中耳からの耳だれは粘っていて膿が混じっていることが多いです。 細菌に感染すると、外耳の耳だれも中耳の耳だれのようなタイプになります。
耳だれ サラサラ?
さらさらした液体が出る場合は、外耳道炎や外耳湿疹、耳をかきすぎたことなどが考えられますが、外耳からの耳垂れでも細菌に感染すると膿が出ます。 粘度が高く、ねばねばしている、グミのように固めの耳垂れは好酸球性中耳炎でみられるものです。
耳から水が出るのはなぜ?
中耳から発生する「耳だれ」は、中耳粘膜から生じる粘液性のもので、細菌感染を起こすと粘膿性になります(中耳炎)。 慢性中耳炎では鼓膜穿孔を通って中耳から外耳道に流れ出ます。 外傷などの原因で内耳から髄液が外耳道に流出すると水様性になります。
耳だれ 血液?
耳からの出血 耳からの出血の中でも、鮮血が出る場合には外耳道の炎症(外耳道炎)や外傷が原因として考えられます。 この場合は、過度な心配は要りませんが、耳だれに血が混じっている場合には急性中耳炎が疑われます。 原因として、中耳が化膿して鼓膜を圧迫し、それが破けた際に耳だれと一緒に出血が起こります。
耳 血 なぜ?
外耳道は耳の穴の入口から鼓膜までの間のことで、ここに起こる出血のほとんどは耳かきが原因となっています。 しばらくすると自然に出血は止まります。 他に、外耳道が炎症を起こす外耳道炎よる出血があり、鮮やかな赤色の出血が特徴です。 また、外耳と中耳を仕切る鼓膜から出血している場合もあります。