肺うっ血が持続すると、血管内圧の上昇によって血管内の水分が漏れ出し(浮腫に関するQ&A参照)、肺水腫を起こします。 慢性的な肺うっ血では、鉄さび色と表現される茶色の痰やピンク色の痰が喀出されることがあります。
肺がん 喀痰 なぜ?
肺門型の肺がんは気道に近い部位にでき、気道が刺激されるので、早期のうちから咳や喀痰、血痰があらわれることがあります。 一方、肺野型の肺がんは気道から遠い部位にできるので、多くの場合、進行するまでは血痰はあらわれにくく、無症状で経過します。
肺水腫 咳 なぜ?
うっ血性心不全によって肺胞内に血液中の水分が漏出することを心原性肺水腫と言います。 肺水腫では肺胞に分布している咳受容体が強く興奮するため、咳が誘発されると考えられます1,4。
肺水腫の患者にみられる痰はどれか?
肺水腫では、息切れ、喘鳴、咳、痰(ピンク色で泡を多く含んだ痰が特徴的)、呼吸困難などの症状が現れます。 肺水腫は横になっているときに症状が悪くなる傾向にあります。
肺炎 痰 なぜ?
一方で「肺炎」は、肺の奥の方で感染し、細菌やウイルスが増殖して起こる病気です。 そのため、咳や痰は肺の奥からこれらを排出しようとして起こりますので、強い咳、粘度が高い痰を出そうとします。 痰の量も多く、粘度が高いためなかなか吐き出すことが出来ません。
痰 粘稠 なぜ?
気道には粘液を分泌する細胞(杯細胞)があり、分泌された粘液が気道の乾燥を防いでいます。 また、吸い込んだ空気には、ほこりや微生物が含まれており、粘液はこれらをとらえて気道の奥に侵入することも防いでいます。 粘液の分泌が増えたり粘稠度が増すと、空気の通り道である気道にたまり、せきをするとタンとして喀出されます。
