しかし、市販されている点鼻薬の多くは、鼻づまりを解消するための血管収縮薬で、即効性はあるものの、何度も使っているとだんだん効かなくなるうえ、鼻の粘膜が腫れてくる .
なぜ副鼻腔炎になるのか?
副鼻腔炎(蓄膿症)は、風邪かぜのウイルスや細菌、アレルギーなどにより、副鼻腔の粘膜ねんまくに炎症が起こることで発症します。 風邪(ウイルスや細菌感染)やアレルギーなどがきっかけで鼻の中で炎症が起きると、鼻の粘膜が腫はれたり、ドロドロした鼻水が出てきたりします。
副鼻腔炎 どれくらい?
急性ウイルス性鼻副鼻腔炎は10日以内に自然治癒すると考えられています。 急性鼻副鼻腔炎に関しては、細菌性鼻副鼻腔炎が疑わしい場合でも、抗菌薬投与の有無に関わらず、1 週間後には約半数が、2 週間後には約7 割の患者が治癒することが報告されています。
副鼻腔炎 いつまで?
急性副鼻腔炎の場合は1〜2週間程度、慢性の場合は2〜6ヶ月程度の期間になります。 ただし、炎症の程度により服用する期間は変わってきますので、医師と相談しながら治療しましょう。
鼻声が治らないのはなぜ?
鼻かぜ程度なら体調がよくなったら鼻声も気にならなくなっていきますが、副鼻腔炎があったりすると病気の治療をしないと鼻声は治りません。 時には鼻茸(はなたけ)といって鼻の中で鼻の粘膜がぶよぶよにふくれて鼻をつまらせている病気が潜んでいることもあります。