痰を伴わない咳を乾性せき、痰を伴う咳を湿性せきといいます。 咳には多くの情報が含まれていることが多いです。 少なくとも、痰の色調は非常に重要です。 色がついた痰(濃性、血性) か色がついていない痰( しょう液性、粘液性)かによって病気が違います。
乾燥 咳どんな?
「渇いた咳」は、痰が出ない咳です。 喉の乾燥やかぜの場合が多いですが、肺炎や肺がんなど重い病気の症状としてあらわれることもあります。
乾性咳嗽がみられるのはどれか?
乾性咳嗽は、咳喘息、アトピー咳嗽、百日咳、間質性肺炎、肺がんなどでみられることがある。 また、心不全などの心原性の疾患で起こる。 ACE阻害剤などの薬剤の副作用として乾性咳嗽を生じることもあり、注意が必要。 一方、喀痰を伴う咳は湿性咳嗽という。
咳が何ヵ月も続く?
咳が3週間以上続いている場合で、とくに発熱や鼻の症状がない場合には、様々な呼吸器疾患の可能性が出てきます。 まず胸部のレントゲン検査をします。 肺炎、気管支拡張症、肺気腫(COPD)、結核、間質性肺疾患、肺癌などです。
咳の原因は何か?
咳(せき)は外からの異物に対する防御反応 肺や気管などの呼吸器を守るために、外から入ってきたほこり、煙、風邪のウイルスなどの異物を気道から取り除こうとする生体防御反応が咳(咳嗽=がいそう)です。 異物が入り込むと、まず咽頭や気管、気管支など気道の粘膜表面にあるセンサー(咳受容体)が感じ取ります。
湿性咳嗽の原因は何ですか?
「ゴホンゴホン」「ゲホゲホ」「ゼロゼロ」という濁った音がします。 湿性咳嗽が出る病気には、次のようなものがあります。 風邪やインフルエンザ、肺炎のときは、はじめは乾いた咳が出て、次第に湿った咳が出てくることが多いです。
乾性咳嗽という言葉はご存知ですか?
皆さんは 乾性咳嗽 (かんせいがいそう)という言葉をご存知でしょうか? 乾性咳嗽とは痰などが絡まない咳のことで、空咳とも言われています。 一方、乾性咳嗽に対して、痰が絡む湿った咳は、湿性咳嗽(しっせいがいそう)と呼ばれています。
空咳のような乾いた咳が出ることはありますか?
咳は空咳のような乾いた咳が出ることもあれば、痰が絡んだ湿った咳が出ることもあります。インフルエンザにかかった時のような、強いだるさや筋肉痛、関節痛がみられることもあります。嗅覚異常や味覚異常を訴える人も目立ちます。
湿った咳は肺炎で起こりますか?
湿った咳はCOPD(慢性閉塞性肺疾患)といわれる慢性気管支炎、肺気腫、そして気管支拡張症などで起こり、慢性的に痰が出ます。 注意しなければいけないのは結核で、最近は高齢の方の結核が増えています。 乾いた咳とは? 一方、乾いた咳(空咳)は痰の出ない咳です。 かぜの場合が多いのですが、ときには間質性肺炎や肺がんのことがあります。