おしりに何かできものがある肛門の周囲、縁にしこりや硬い豆のようなものができる時は、痔ろう、血栓性外痔核、皮垂(皮膚のたるみ)などが考えられます。 肛門の穴から出てくる場合は、イボ痔、肛門ポリープ、直腸ガン、直腸ポリープなどが考えられますが、素人判断は禁物です。 肛門の診療に熟達した医師による診断が必要です。
肛門の近く できもの 何科?
肛門の腫物であれば飛び出た痔核や皮垂かもしれません。 まれですが、肛門に悪性腫瘍ができることもあります。 肛門から少し離れた腫物なら、粉瘤か脂肪腫、尖圭コンジローマの可能性があります。 担当医師から詳しく説明してもらうか、肛門科の受診をお勧めします。
肛門に何か挟まっているような違和感がある?
イボ痔の特徴 便秘がちな女性に多く、時々はれて強い痛みを感じる。 イボのようなものがいつも出ている場合や、排便時や疲れた時に出てくる場合がある。 痛みや出血がなくても、肛門に何かはさまっているような違和感がある。
肛門周辺に起こりうる病気は何ですか?
肛門周辺に起こりうる病気として粉瘤(ふんりゅう)や、尖形コンジローマと診断されるケースもあります。 粉瘤(アテローム)は一般的に肛門から離れた部位にできることが多く、ぽこっとしたできものが形成されます。 このできものは皮脂や垢などが集積してできたものです。
肛門周辺のできもの、必ず痔なのですか?
肛門周辺のできもの、必ず痔という訳ではありません。. さて、冒頭でも説明したように、肛門にできものがあるからといって必ずしも痔であるとは限りません。. 痔以外の病気として考えられるものとしては「肛門周囲膿瘍」が挙げられます。. 肛門周囲膿瘍とは、肛門まわりに膿が溜まってしまった状態のことを指します。. 肛門の内部には肛門小窩(こうもんしょうか)と呼ばれる部分があります。. 文字どおり、肛門内部に数カ所ある小さなくぼみです。. (より専門的な話をすると、肛門小窩は肛門内部にある歯状線に位置しています。. ). この肛門小窩に何らかの原因で細菌が入り込み、繁殖すると肛門周囲膿瘍になってしまうと考えられています。.
肛門がんはどのように起こりますか?
直腸は大腸の末端の肛門のすぐ奥の部分で、ここにできたがんが 直腸がん です。 直腸がん は進行すると肛門の外からでも触ることができる状態まで大きくなるのです。 そして、あまり馴染みはないかも知れませんが、肛門にもがんはできます。 肛門がん です。 直腸がん ・ 肛門がん は、触ると硬いのが特徴です。 いぼ痔(痔核)はプニプニと柔らかいので、手触りがちがうのです。 とは言っても、血栓性外痔核はコリコリと硬いのでやっぱり一般の方には見分けるのは難しいのです。
肛門周囲膿瘍はどのように起こりますか?
この肛門小窩に何らかの原因で細菌が入り込み、繁殖すると肛門周囲膿瘍になってしまうと考えられています。 さまざまな原因が指摘されていますが、飲酒などの生活習慣や下痢が長く続いた場合に起こることがあります。 また、風邪などの症状や加齢などで抵抗力が弱まってくると、起こりやすくなるとも考えられています。 肛門周囲膿瘍は膿がたまる場所によって、痛みの感じ方が異なります。 浅い部分(外に近い部分)に膿が溜まると、比較的強い痛みがみられ、深い場所にできると腰のあたりにズンとした鈍い痛みを感じることが多いようです。