東京都港区新橋の肛門科・胃腸科クリニック「アルト新橋胃腸肛門クリニック」のホームページ。肛門周囲膿瘍と痔瘻(じろう)についての詳細なご説明はこちらのページ .
痔瘻を放置するとどうなる?
肛門のほかに出口がつくられてしまう 常に大腸とつながっているので自然に治ることは期待できません。 さらに通常の痔と異なり、痔瘻を放置すると悪性化(痔瘻がん)に発展することがあります。 大腸がんのなか中でも最も予後が悪いので、お尻の病気だからと躊躇せずに、痔瘻が疑われる場合には早期に受診をお勧めします。
痔瘻 完治いつ?
痔核手術では6~8回程度が目安です。 完治は合併症がなければ1~2ヶ月程度です。 痔瘻手術では、6~12回程度の通院が必要です。 完治は単純痔瘻で2~3ヶ月、複雑痔瘻で3~6ヶ月です。
肛門周囲膿瘍 いつ治る?
化膿しているからといって、抗生物質や鎮痛剤を内服するだけでは決して良くなりません。 治療としては外来で局所麻酔で肛門周囲の皮膚をメスで切開して、膿(うみ)を出すことによって、症状は劇的に改善します。 切開施行後は炎症が落ち着くまでは2~3日、外来に通院していただき、傷口の処置をする必要があります。
肛門周囲膿瘍は何科?
必ず肛門科専門医の診察を受けてください。 痔ろうは「膿のトンネルがお尻の周りに出来ている状態」で、薬の治療では症状の改善が難しく、根治には膿のトンネルを処置する手術が必要とされています。 痔ろうの手術(特に複雑痔ろう)は専門性が高く、高度な技術と経験が必要になります。