嘔吐(おうと)とは、口から胃の内容物を吐き出す行為、または症状である。 嘔吐により吐き出されたものを「吐瀉物(としゃぶつ)」、俗語では「ゲロ」や「反吐」(が出る)と呼ぶ。 また舌の奥に指を入れたりして吐き気を催すことを「嘔吐反射」という。
ゲロ なんで出る?
嘔吐は胃や腸の内容物が食道を経て、口から吐き出される現象です。 通常は吐き気をともないます。 胃の中の異物や刺激物、毒物を吐き出す一種の防御反応ですが、消化器をはじめとする内臓や脳の病気など、さまざまな疾患が原因になり、生命に係わる危険信号になっていることもあります。
ゲロはなぜ臭いのか?
嘔吐の場合、固形物もありますが、水分も多く含まれます。 この水分が布に染み込んでしまったり、隙間を抜けてどんどん、下に流れてしまいます。 そうなると、いくら固形の吐しゃ物を取り除いても、染み込んだ水分などに含まれる胃液や飲み物などの臭いが残ってしまうのです。
嘔吐中枢 どこにある?
嘔吐中枢は脳幹部、延髄の外側網様体にあり、心臓・肺・胃腸など内臓からの刺激や化学物質・薬物の刺激、心理的・精神的な刺激、脳圧亢進などの直接的な刺激を受けて嘔吐を起こします。
吐血 なんの病気?
吐血(とけつ)は主に胃の出血により血を吐くことを言います。 胃潰瘍や胃がんによる出血がよく知られていますが、強い胃炎は食道炎でも吐血する場合があります。 また、肝硬変に伴う食道静脈瘤の破裂も大量の吐血を伴うことがあります。 吐血は極めて緊急性の高い症状ですので直ちに消化器のある病院や専門医を受診することが大切です。