ではなぜげっぷが出るのでしょうか? 人には食道と胃のつなぎ目に下食道括約筋という筋肉があり、食道への空気逆流を防いでいます。 ところが、胃のなかの空気が増え過ぎて内圧が高まると、この筋肉がゆるみ食道の方に空気が漏れてげっぷが出るのです。
なぜゲップが出るのか?
げっぷは、胃や食道から口へ向けて空気が逆流する症状のことを言います。 人は食事や会話、呼吸をする時にも無意識的に空気を飲み込んでいます。 飲み込んだ空気は胃や腸まで運ばれ、食道が引き伸ばされる動作があると逆流し、げっぷとなって放出されます。 胃や腸から逆流せず、そのまま小腸を通って大腸まで運ばれると、おならになります。
げっぷが頻繁に出る何科?
一般的な方法としては、ゲップなどの典型的症状がよくみられる場合には、まず内科や消化器科を受診し、胃や食道、腸などに異常がないかを調べるようにします。 ゲップやガスが頻繁に出ると、自己判断で市販の消化薬や制酸薬、整腸薬などを服用するケースが多くみられます。
ゲップが多いのは何の病気?
食後のげっぷは、食物と一緒に飲み込んだ空気が出るものなので、とくに心配はありません。 しかし、げっぷが頻繁に出るような場合には、慢性胃炎や胃潰瘍、胃がんなどの病気で胃の機能が低下していたり、胃の内容物が腸へ送り出されにくくなったりしている可能性がありますので、医師の診察を受けることが勧められます。