骨粗鬆症になっても、治るのでしょうか 食事や生活習慣を見直し治療を継続すれば、骨折する割合が減り、元の状態に近い骨量に向けて骨の状態を改善することができます。 治療は自己判断せず整形外科などで相談しましょう。
骨粗しょう症なんてよむ?
骨粗鬆症(こつそしょうしょう、骨粗しょう症、osteoporosis)とは、後天的に発生した骨密度の低下、または骨質の劣化により骨強度が低下し、脆弱性骨折が発生し易くなる疾患、あるいは、そのような骨の状態を指す。
骨粗鬆症 治療 いつまで?
大腿骨近位部骨折の抑制効果を期待するのであれば,少なくとも2-3年の継続が必要とされていますので, 3年間は継続したいものです。 英国の保険診療制度でも,骨粗鬆症治療を始めたら,3年間は骨密度検査をせずに治療を継続することになっていると聞きます。
骨密度は増えますか?
運動によって骨密度が増加することがわかっています。 逆に、寝たきりの状態や、無重力で過ごす宇宙飛行士などは、骨密度が急激に減少しますので、運動には骨を守る大きな効果があるといえます。 また、運動には転倒予防の効果があり、骨折予防に重要です。 いろいろな運動を習慣的に続けるとよいでしょう。
骨密度を上げることはできますか?
タンパク質の摂取量が少ないと骨密度低下を助長しますので、意識して摂取しましょう。 栄養やカロリーのバランスがよい食事を規則的に摂るのが、食事療法の基本です。 ♦カルシウム牛乳・乳製品、小魚、干しエビ、小松菜、チンゲン菜、大豆製品など※ 骨粗しょう症や骨折予防のためのカルシウムの摂取推奨量は、1日700~800㎎です。
なぜ、骨粗しょう症は副作用があるのですか?
ひとつは、あまり効果がないのに強い副作用があるからです。 骨粗しょう症 は、いわば骨の 生活 習慣 病で骨密度が低下して 骨折 が起きやすくなった状態を「病気」と定義づけたものです。 この病気の第一選択薬になっているのは「ボナ ロン 」「フォサマック」「ベネット」「アクトネル」などのBP製剤(ビスホスホネート/破骨細胞の活動を阻害し、骨の吸収を防ぐ 医薬品 )と呼ばれる種類の薬です。 これらは 処方箋 でよく出される薬ですが、服用して骨密度が上がったという例をあまり知りません。 半年間も服用して 検査 をした結果、骨密度がほとんど上がっていないことが多いのです。
骨粗鬆症はいつ治るのですか?
食生活の改善のほか、骨吸収抑制剤や骨形成促進剤などを使用して、症状の進行を防ぐ。 また、転倒によって骨折するリスクを防ぐため、バランス運動やストレッチなども行うと効果的。 骨粗鬆症は風邪などの病気とは違い、薬を飲めばすぐに治るということはありません。
重度の骨粗鬆症は治療方法が必要ですか?
年齢が高く、重度の骨粗鬆症であれば治療薬の処方が必要ですが、 軽症の場合や若い世代の場合だと、薬以外の方法で治すことが一般的です。 治療薬は副作用もあるため、できるだけ薬に頼らない方法で骨粗鬆症の予防・改善を目指しましょう。
骨粗鬆症の治療は、医療機関で行うことができますか?
病院での定期的な治療や検査を受けながら、患者さん本人が生活習慣を改善することで「寛解」させられるのです。 骨粗鬆症も同じく、病院での治療と患者さんの努力により、症状の改善と負担の解消ができるでしょう。 「骨量」の項目の「骨代謝とは」で詳しく記載していますが、骨は「破骨細胞」と「骨芽細胞」によって繰り返し代謝がなされています。 骨粗鬆症は、この骨代謝のバランスが崩れることで引き起こされる病です。 このことから、骨粗鬆症の治療は骨代謝のバランスを整えることを目的に行われます。 「すぐにできる骨粗鬆症の予防法まとめ」にあるような生活習慣の改善と、医療機関での薬物療法を組み合わせて、徐々に症状を「寛解」させていくわけです。