骨粗しょう症による 脆弱性骨折 ぜいじゃくせいこっせつ 自分の体重に背骨が耐えきれなくなって、気づかないうちに背骨がつぶれて起こる骨折になります。 次に多いのが「太ももの付け根の骨折( 大腿骨骨折 だいたいこつこっせつ )」になります。 日常生活動作を最も悪化させる骨折で、手術も必要になります。
骨粗しょう症になると骨はどうなる?
骨粗しょう症とは、骨密度の低下によって骨がもろくなり、骨折しやすくなる病態です。 加齢、エストロゲンの不足、ビタミンDやカルシウムの摂取不足、およびある種の病気によって、骨密度や骨の強度を維持する成分の量が減少することがあります。 骨粗しょう症による症状は、骨折が起こるまで現れないことがあります。
骨粗鬆症どんな状態?
骨粗鬆症とは、骨に含まれるカルシウムなどが減り、骨がもろくなる病気です。 閉経後の女性に多い病気です。 背中や腰が痛む、背中や腰が曲がってくる、身長が縮んでくるなどの症状があります。 初期には目立った症状がないので気づかずに骨折したり、周囲の人から指摘されてはじめて気づく場合が少なくありません。
骨がもろくなるとどうなる?
背骨がもろくなると、背骨が体の重みでつぶれたり、変形する圧迫骨折がおこりやすくなり、背中が曲がったり、姿勢が悪くなったりします。 その結果、日常生活に支障をきたすことにつながります。 姿勢が悪くなると、内臓への悪い影響(胸やけなど)が出ることがあります。 骨粗鬆症は圧倒的に女に多い病気です。
骨粗鬆症どこ?
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)になると骨折しやすくなります。 骨折しやすい部位は、背骨[脊椎]、太ももの付け根[大腿骨近位部]、手首[橈骨遠位部]、腕の付け根[上腕骨近位部]です。