骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは、骨のカルシウム分(骨量)が少なくなり、骨の強度が低下してしまう病気です。 その結果、骨がもろくなり、腰が曲がったり、背中や腰の痛みを訴えるようになり、またちよっとしたことでも骨折しやすくなります。 24 авг. 2021 г.
骨粗鬆症になったらどうなる?
骨粗鬆症にかかると、強い外力がなくても骨折が起こります。 背骨は骨折するたびに圧迫変形を起こして、次第に背中が円くなります。 長期間経過をみると、骨折を起こしたときはしばらく激しい痛みがありますが、骨折が治るとともに激しい痛みは消え、慢性的な痛みとなっていきます。
骨粗鬆症 どんな人?
高齢者や女性以外でも 過去に骨折したことのある人、タバコを吸う人、お酒を多く飲む人、ステロイド系のお薬を使用している人、両親に骨折歴[特に太ももの付け根の骨折]のある人、運動不足の人や、体を動かすことが少ない人は骨粗鬆症になりやすいといわれています。
骨粗鬆症は痛みがありますか?
骨粗鬆症ではその8割以上で腰や背中に何らかの痛みがあります。
骨粗鬆症はなぜ女性に多いのか?
骨粗鬆症とは、骨の量が少なくなったり、骨の中身(構造)が悪くなり、そのため骨の強さが脆くなり骨折しやすくなった状態をいいます。 女性ホルモンが骨の代謝を調節しているために、閉経により女性ホルモンが減少すると骨粗鬆症を発症しやすくします。
骨粗鬆症はどのように診断されますか?
骨粗鬆症は圧倒的に女性、特に閉経後の女性に多くみられ、女性ホルモンの減少や老化と関わりが深いと考えられています。 診断はX線(レントゲン)検査でも可能です。 骨粗鬆症は予防が大切な病気です。 内服薬や注射(カルシトニン製剤)などによる治療を行います。 骨折した場合は、それに応じた治療が必要です。 閉経後の女性には、整形外科医の定期的な検診をお勧めします。
骨粗しょう症の原因は何ですか?
骨粗しょう症 の主な原因は「加齢」「閉経」「その他」です。 骨密度(骨の量の目安)は、成長期に上昇し、男女とも20歳ごろにピークに達します(最大骨密度)。 40歳代くらいまでは維持できますが、その後、徐々に骨密度は低下していきます。
アメリカで骨粗鬆症の頻度はどのくらいですか?
アメリカでの統計によれば、65歳以上の女性の26%、85歳以上の女性の50%以上が骨粗鬆症であることからもわかるように、極めて頻度の高い病気です (2)。 どうして女性にばかり言及するかといえば、骨粗鬆症は女性に多い病気だからです。
妊娠後骨粗鬆症の代表的な症状は何ですか?
「妊娠後骨粗鬆症」が代表的なものです。 これは妊娠や授乳に伴う一時的な骨粗鬆症ですが、産前産後の長引く腰痛が、実は骨がもろくなったことが原因の腰椎圧迫骨折だということも少なくありません。 妊娠中や授乳中は胎児へカルシウムを供給するため、おのずと母体のカルシウムは減少します。