骨粗鬆症とは、骨の量(骨量)が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。
骨粗鬆症になったらどうなる?
骨粗鬆症にかかると、強い外力がなくても骨折が起こります。 背骨は骨折するたびに圧迫変形を起こして、次第に背中が円くなります。 長期間経過をみると、骨折を起こしたときはしばらく激しい痛みがありますが、骨折が治るとともに激しい痛みは消え、慢性的な痛みとなっていきます。
骨粗鬆症性骨折はどれか?
骨粗鬆症で起こりやすい骨折部位は背骨や太ももの付け根、腕の付け根、手首です。 骨がもろくなった結果、ちょっとした転倒など簡単なことで骨折を起こします。 さらに何もしないでいても骨折を起こしてしまうこともあります。 これを脆弱性骨折(ぜいじゃくせいこっせつ)と言います。
原発性骨粗鬆症の原因はどれか?
骨粗鬆症になる原因によって、「原発性」と「続発性」に分けられます。 原発性は、閉経や加齢によって起こる骨粗鬆症です。 また、妊娠によって起こる骨粗鬆症も含まれます(妊娠後骨粗鬆症)。 原発性骨粗鬆症のなかでも、女性において、女性ホルモンが低下することによって起こる骨粗鬆症を「閉経後骨粗鬆症」といいます。
骨粗鬆症の原因で最も考えられるのはどれか?
65歳という年齢から、閉経と女性ホルモンの減少に伴う骨量の減少が主な原因であると考えられる。
骨粗鬆症とはどんな病気ですか?
骨粗鬆症(骨粗しょう症)とはどんな病気? 骨密度が低下して骨がもろくなることで、骨折をしやすくなる病気のこと を指します。 骨粗鬆症は女性に多くみられる病気で、患者全体に占める女性の割合は8割以上です。
骨粗鬆症は自覚症状がない可能性がありますか?
骨粗鬆症は自覚症状がないため、骨密度の検査を定期的に受けるなど、日頃から意識してチェックすることが大切です。 骨粗鬆症によって直接命をおびやかされることはありませんが、要介護になったり、寝たきりになったりする可能性は十分にあります。
骨粗鬆症はどのくらいのリスクを及ぼしますか?
骨粗鬆症は、「骨強度の低下を特徴とし骨折のリスクが増大しやすくなる骨格疾患」と定義されており、日本では約1,280万人が骨粗鬆症に罹患してしいると推定されています。 骨折によって骨格が変形すると、円背、身長低下など、女性が気になる容姿に影響を及ぼすとともに、寝たきりや慢性腰痛、要介護の原因にもなります。
妊娠後骨粗鬆症の代表的な症状は何ですか?
「妊娠後骨粗鬆症」が代表的なものです。 これは妊娠や授乳に伴う一時的な骨粗鬆症ですが、産前産後の長引く腰痛が、実は骨がもろくなったことが原因の腰椎圧迫骨折だということも少なくありません。 妊娠中や授乳中は胎児へカルシウムを供給するため、おのずと母体のカルシウムは減少します。