骨の量を調べる検査に骨密度測定があります。 この検査は骨の1cm2にどれだけカルシウムやリンなどのミネラル成分が含まれているか明らかにし、骨粗鬆症や骨折のリスクを判定することに用いられます。 骨密度測定は大きく2種類に分けられ、X線を用いる方法と、超音波を用いる方法があります。
骨粗鬆症検診は何歳くらいから受けたらよいのですか?
骨粗鬆症検診は何歳くらいから受けたらよいのですか? 女性では50歳くらいから骨量が低下し始めます。 閉経後は原則として1年に1回ずつ測定するとよいでしょう。 1年間に3%以上の減少があるときには、医師の診察を受け、半年に1回ずつ測定をします。 このとき治療を受けることもあります。 骨量は20代から40代後半まであまり変化をしませんから、できればその間に一度測定をして、自分の若いときの骨量を知っておくと、老年期になってから役に立ちます。 また、40~70歳(5歳刻み)の女性を対象に骨粗鬆症検診が行われています。 男性は寝たきりが長かったり、胃腸・腎臓障害などがなければ、70代までは測定の必要はありません。 男女とも70代以降は2年おきくらいに測定するのが望ましいでしょう。
男性は骨粗鬆症の検診を受ける必要がありますか?
また、40~70歳(5歳刻み)の女性を対象に骨粗鬆症検診が行われています。 男性は寝たきりが長かったり、胃腸・腎臓障害などがなければ、70代までは測定の必要はありません。 男女とも70代以降は2年おきくらいに測定するのが望ましいでしょう。 骨粗鬆症の検診を受けてみたいのですが、どこへ行ったらよいのでしょうか? まずお住まいの近くの保健センターや保健所に問い合わせてください。
骨粗鬆症とはどんな病気ですか?
骨密度とは、「骨に含まれる カルシウム やリン酸塩などの骨塩」= 「ミネラル成分の全体の量 」で表されます。 骨質とは、 骨の微細構造や骨代謝状態 のことです。 骨粗鬆症ってどんな病気? 骨粗鬆症とは、 骨の強度が低下して、骨折しやすくなる病気 です。 ご高齢の方の骨粗鬆症は大きな社会問題となっています。 その理由は、転んだときに足の付け根や背骨などの大きな骨が骨折しやすくなり、 寝たきり生活 につながりやすいからです。 骨粗鬆症は、「原発性【げんぱつせい】」と「続発性【ぞくはつせい】」の2つに大きく分けられます。 原発性骨粗鬆症 :大部分は中高齢の女性の閉経後骨粗鬆症です。 そのほか、男性骨粗鬆症と特発性【とくはつせい】骨粗鬆症 (若年性骨粗鬆症や妊娠後骨粗鬆症など)があります。
若いときの骨粗鬆症と診断しますか?
それは若いとき(20~44歳)の平均骨量の20%減少までは正常、20~30%を骨量減少、30%以上の減少を骨粗鬆症と診断するというものです。 骨粗鬆症になると骨折を起こしやすくなり、その意味では30%以上骨量が減ると危険な状態といえます。 なお、すでに骨折(外傷性以外の骨折)がある場合は、20%以上の骨量減少で骨粗鬆症と診断します。