小児の骨端軟骨(成長板)の骨折-病因、病理生理学、症状、徴候、診断および予後についてはMSDマニュアル-プロフェッショナル版へ。
骨端線損傷 どうなる?
上腕骨近位端骨端線損傷では骨端線での長軸方向への成長がおかされ、左右の上肢長差をきたすこともあります。 肘関節におこるけがとしては、小学生では上腕骨顆上骨折、上腕骨外顆骨折、上腕骨遠位骨端線離開、上腕骨内顆骨折、橈骨頭頸部骨折などがあります。 関節面が正しく整復されないと不適合性のために変形性肘関節症をおこします。
成長軟骨板 どこ?
成長板の位置 成長板(ピンク色の線で示されています)は、長管骨(腕や脚の骨など)の端部の近くにある軟骨の領域です。 小児の骨を伸ばす働きがあり、この働きが止まると、身長もそれ以上伸びません。 軟骨は骨より弱いため、成長板は特に骨折しやすい部位です。
骨端軟骨 いつ?
成長板が閉じて骨の成長が終わる年齢は骨により異なるが,20歳までに全ての骨で成長板が閉じる(骨端軟骨板[成長板]
骨端線損傷って何?
骨端線損傷って? 骨端線とは、成長期に見られる骨が成長するために必要な成長軟骨のことです。 その成長軟骨が障害されてしまうことを骨端線損傷言われています。