この骨の再構築は「骨リモデリング」と呼ばれ、破骨細胞が古い骨を壊すことが引き金と考えられていますが、過剰な破骨細胞の活性化により骨リモデリングのバランスが破綻した場合、骨粗鬆症、関節リウマチや癌の転移による骨破壊の原因になってしまいます。 12 сент. 2011 г.
骨は何によって作り替えられる?
実は骨の作り替えは破骨細胞と骨芽細胞と呼ばれているふたつの細胞が行っています。 顕微鏡で骨組織をみると層板状になっている骨量の表面に骨の一部が溶かされて、そこに骨を溶かして吸収している多核の巨細胞が観察されます。 これが破骨細胞です。
骨が全て入れ替わるのは何年?
骨は絶えず吸収(破骨細胞が骨を溶かす)と形成(骨芽細胞が新しい骨を作る)を繰り返し、約10年をかけてすべて入れ替わるといわれています。 この生まれ変わりは特に骨の再構築(リモデリング)といわれます。 骨の吸収が骨の形成を上回ると、骨は次第に弱くなります。
骨質は何を生成する?
人体には200個あまりの骨がありますが、それらは成長が完了した成人でも、生きた組織として新しく生まれ変わり続けています。 骨は骨芽(こつが)細胞によって作られます。 骨芽細胞は血液中のカルシウムを取り込んで骨を作っていきます。 その一方で、できた骨は破骨(はこつ)細胞が溶かしていきます。
骨は何ヶ月で入れ替わる?
1つの骨が全く新しい骨に変わるのには3~4ヶ月、全身の骨は約3年でまったく新しいものに入れ替わります。 私たち人間の骨は全部で206本ありますが、赤ちゃんの時には約350本 もの骨が認められています。 骨といっても分離骨といわれ長い時間をかけて一部つながりあって成人した段階で206本になります。