腰椎と股関節(大腿骨頚部)のDEXA法が、骨密度の標準的な測定方法で、最も精度の高い方法とされています。 MD法人差し指にX線を当て、手の骨と厚さの異なるアルミニウム板とを同時に撮影し、骨とアルミニウムの濃度を比較することによって骨密度を測定する方法です。
骨密度を測るのはなにかのびょういん?
骨粗しょう症を専門とする整形外科医または内科医に見てもらうのがベストと思います。 骨粗鬆[しょう]症財団のホームページの「病医院リスト」に、骨粗しょう症診療をしている医療機関のリストがあります。 その中でも、腰椎や大腿骨の骨密度が測れるDXA[デキサ]装置がある医療機関だと、治療効果判定もできてよいと思います。
骨密度はどこで測定するの?
測定はまず近くの保健所に問い合わせてみることです。 国が行っている公的検診は、18歳から39歳までの女性を対象にした検診と、40歳、50歳の女性を対象にした「節目検診」があり、保健所で受けられます。 自治体によっては独自に骨粗しょう症対策を行っているところが多く、定期検診なども行われていて、多くは無料で受けられます。
骨密度 Yam って何?
YAM(Young Adult Mean 「若年成人平均値」) といいます。 20~44歳の健康な女性の骨密度を100%と して、現在のご自分の骨密度が何%であるかを 比較した数値です。 このYAMの値によって、骨粗鬆症の診断基準があります。
骨粗鬆症 どれぐらい?
【Q2】骨粗しょう症の患者さんはどれくらいいるの? 日本に骨粗しょう症の患者さんは男性300万人,女性1000万人,合計1300万人ほどおり、40歳以上の男性の約15%,女性の35%が該当すると考えられています。 そして年間約100万人ずつ新しく骨粗しょう症の患者さんは増加しているという報告もあります。
骨密度はどのくらいの大きさですか?
骨密度(BMD)の測り方は、骨量÷面積という計算式で割り出します。 単位はg/平方cm、成人の正常な数値としては約1.0g/平方cmです。 この数値を100%としてYAMを算出します。 また、骨密度のピークは18歳~5歳ほどなので、この年齢の時に約1.0g/平方cmがあれば骨密度は問題ありません。
骨の中の密度は調べられませんか?
骨の中の密度までは調べられません。 または腕の超音波などは誤差が出やすいといわれています。 安心できるのではないでしょうか。 そういうことで、測定方法には、大きく分けて4つの方法が有ります。 DXA(デキサ)法は、骨粗しょう症の診断に使用される測定方法です。 背骨や太もものつけ根、前腕などの骨密度をX線で測定します。 検査着で装置に横になり、数分じっとしていれば終わります。 診断に加えて、お薬の治療効果の評価にも適しています。 手の骨密度をX線で測定する方法です。 簡便に測定できるので、DXA(デキサ)装置のない医療機関ではよく用いられている方法です。 ただし、お薬による骨密度の上昇効果が判定しにくいです。
骨密度の検査はどこで受けることができますか?
骨密度とは、骨の硬さ(強さ)を表す尺度のひとつで、骨の中にカルシウムやマグネシウムなどのミネラルがどのくらい詰まっているかということを数値化したものです。 骨密度の検査をどこで受けることができるのか、あまり知られていないですよね。 私は地元の市立病院が行っている検診を受けましたが、骨密度を調べるにはいくつか方法があります。 自治体で、決まった年齢の女性を対象に行う「骨粗鬆症検診」を利用。 お知らせが送られてきたらきちんと受診しましょう。 対象の年齢でない場合も、自治体が行う検診を定期的に利用する。 広報誌などで日時を確認しましょう。 かかりつけの産婦人科・整形外科・内科があればそこで相談してみる。 その病院で検査ができなければ、どこか他で検査できる所を紹介してくれるでしょう。
若い頃から骨密度を低下させるにはどうすればよいですか?
喫煙、多量飲酒、過度なダイエットなどは、骨の健康に悪影響を及ぼします。 一度低下した骨密度を大幅に回復させるのは難しいので、若いころから骨に必要な運動や食事で骨密度を上げる “骨の貯金” をしておくことが大切です。 20歳ごろまでに骨の貯金をして最大骨密度を高くしておけば、加齢とともに骨密度が低下しても骨折しにくい骨を維持できます。 なお、何歳からでも運動や食事などの生活習慣を改善すれば、骨密度の低下のスピードを緩やかにして、骨粗しょう症のリスクを減らすことができます。 骨密度が低下する中年期以降でも諦めないでください。 骨粗しょう症の治療の目的は、骨折を防ぐことです。 そのためには、 骨密度を増やして骨を丈夫にする ことと、 骨折の原因となる転倒をしない体づくり が大切です。