一定量の骨の中に含まれるミネラル分(大部分はカルシウムとリンである)の量を示す指標。 骨粗鬆症(骨量の減少を特徴とする病態)の診断や、骨粗鬆症に対する治療の奏功の程度の確認、骨の折れやすさの予測などに骨密度の測定値が用いられる。
骨量=ミネラル分の変化はありますか?
骨量=ミネラル分の変化は、濃度の変化とイコールとなりますので、濃度が低くなると中身がスカスカになり、骨粗しょう症になりやすくなるのです。 骨は一見なにも変化しないように見えますが、実際は活発な新陳代謝を繰り返しており、体が必要とするカルシウムを供給したり常に新しい骨を作りだしてりしています。
女性の骨密度はいつ減少しますか?
女性の骨量は、20才頃に最大となり、その後年を重ねるごとにとに減少していきます。 しかし、骨量が減少していく原因は加齢だけでなく、無理なダイエットや喫煙、飲酒といった生活習慣も一因していますので、 自分の骨密度を知っておく事は大切です。
骨の強さはどのくらいで表されますか?
骨の強さ(骨強度)は、「 骨密度 」7割と、「 骨質 」3割で決定されます。 骨密度とは、「骨に含まれる カルシウム やリン酸塩などの骨塩」= 「ミネラル成分の全体の量 」で表されます。
骨密度マーカーの値が高い人は、骨粗鬆症の危険性が高くなりますか?
骨代謝マーカーの値が高い人は骨密度の低下速度が速いことから、骨折の危険性が高くなっているということができ、また骨粗鬆症をほかの病気と区別することもできます。 どんなリスクや合併症があるの? 検査に必要な処置によって引き起こされる望ましくないことを合併症といいますが、骨密度検査では、 検査による合併症はほとんどありません 。