骨粗しょう症とは、骨密度の低下によって骨がもろくなり、骨折しやすくなる病態です。 加齢、エストロゲンの不足、ビタミンDやカルシウムの摂取不足、およびある種の病気によって、骨密度や骨の強度を維持する成分の量が減少することがあります。 骨粗しょう症による症状は、骨折が起こるまで現れないことがあります。
骨密度低下するとどうなる?
骨強度を規定する「骨密度」や「骨質」が低下することで、骨粗鬆症となります。 生体内の骨は「リモデリング」といい、少しずつ溶かされ(骨吸収)、また新たに作られる(骨形成)ことを日々繰り返しています。 このバランスが崩れ、骨吸収のスピードが骨形成を上回った場合に、骨密度が低下すると考えられています。
骨密度の低下 なぜ?
加齢によって骨密度が低下するのは、女性ホルモンの分泌量減少に加えて腸管でのカルシウムの吸収が悪くなったり、カルシウムの吸収を助けるビタミンDをつくる働きが弱くなるなどの理由があります。 また、若い頃よりも食事量や運動量が減るといった生活習慣の変化も関係します。
骨がもろくなるとどうなる?
骨粗鬆症は、「骨強度の低下を特徴とし骨折のリスクが増大しやすくなる骨格疾患」と定義されており、日本では約1,280万人が骨粗鬆症に罹患してしいると推定されています。 骨折によって骨格が変形すると、円背、身長低下など、女性が気になる容姿に影響を及ぼすとともに、寝たきりや慢性腰痛、要介護の原因にもなります。
骨粗鬆症 どうしたらいい?
骨粗鬆症の治療薬としては、ビスフォスフォネート、ラロキシフェン、 活性型ビタミンD3、カルシトニン、ビタミンK2、 イプリフラボン、カルシウム剤などがあります。 これらの薬は、吸収される骨量を少なくしたり、新しくつくられる骨量を増やしたりする働きがあり、骨粗鬆症治療に有効な薬物として広く使われています。
骨粗鬆症があると、何が、起こりやすいですか?
骨粗鬆症になっても、痛みはないのが普通です。 しかし、転ぶなどのちょっとしたはずみで骨折しやすくなります。 骨折が生じやすい部位は、せぼね(脊椎の圧迫骨折)、手首の骨(橈骨遠位端骨折)、太ももの付け根の骨(大腿骨頚部骨折)などです。
