交通事故やスポーツなどで骨が折れるほどの激しい力がかかると、骨の周りの血管や筋組織も損傷。 折れた骨の鋭い先端が周囲を傷つける場合もあります。 その結果、折れた骨の周囲に分布する神経が作用して、強い痛みを感じます。
骨折した時どんな痛み?
骨折している場合は、以下のような症状があります。 痛みが激しく、冷や汗がでたり、ちょっと触れても飛び上がるほど痛い。 まわりに皮下出血があり腫れている。 痛くて動かせない。
骨折の痛みはいつまで続くか?
炎症は骨折後2~3日でピークを迎えますが、治まるまでには数週間かかります。 骨折した直後の痛みの大半は、炎症によるものです。 この段階と修復期では、骨折した部位を動かないように固定(例えばギプスや副子などで)しなければならないことがよくあります。 修復期:骨折から数日のうちに始まり、数週間から数カ月間続きます。
痛みはなんのためにあるのか?
痛みは、病気やけがなどで損傷した組織を修復する間、体を動かさないように警告する役割を担っています。 体内には神経が張り巡らされており、末梢(まっしょう)神経にあるセンサー(侵害受容器(しんがいじゅようき))が刺激を感知すると、電気信号が脊髄(せきずい)を通って脳に伝わり「痛い」と感じます。
あばらを骨折したらどのくらい痛い?
骨折した部位に強い痛みを感じます。 この痛みは深呼吸や咳、くしゃみをした時や体をねじった時、肩を動かした時などにさらに悪化するのが特徴です。 また、強い外力による肋骨骨折では、複数の肋骨が骨折しているケースが多く、さらに痛みは強くなります。 局所の腫れや皮下出血を生じることもあります。
骨折の痛みはどのくらいかかりますか?
骨折の程度によりますが、一般的には1ヶ月程度で治ると言われています。 場所によってはリハビリも必要ですので、もっとかかります。 痛みも、徐々にひいていきますので、3週間程度で痛みはそこまで感じなくなると思いますが、これも個人差はあります。 耐えられないほどの痛みの場合は、痛みどめを処方してもらいましょう。 骨折したかな? そう思ったら、とにかく冷やして病院へ いかがでしたか? 骨折と言っても、様々な原因があることがお分かりいただけましたでしょうか? 骨折は、周囲の組織が痛みや腫れを起こしていることがほとんどですので、とにかく、他の打撲の時と同様、すぐに患部を冷やすことで、少しでも後の症状を緩和することができます。
骨折の原因は何ですか?
骨が折れることによって骨膜も損傷し、神経を刺激してしまうことで痛みが生じるのです。 骨折の被害は骨膜だけにはとどまらず、骨の周囲に存在する筋肉や靭帯(じんたい)なども同時に損傷するため、軟部組織からの影響があります。
骨折後には痛みを感じる神経がたくさんありますか?
骨やその組織には痛みを感じる神経が存在し、特に骨膜には痛みを感じる神経がたくさんあるため、骨折をするとその神経が興奮して痛みを感じやすくなります。 骨折後には激しい痛みが伴いますが一般的には数日間で収まることが多いようです。
骨折部の痛みを緩和させるにはどうすればよいのでしょうか?
それでは、骨折部の痛みを緩和させるにはどうすればよいのでしょうか。 骨折の応急処置を終えても、骨折部では炎症が起きているため、痛みが持続することが多いと思われます。 痛みで眠れない、集中できない、といった場合もあると思いますが、炎症が起きている場合、温めることは厳禁です。