過放電とは、バッテリーが定められた放電終止電圧以下になった状態で放電し続けた状態を指す。 過放電を続けると、充電器に接続しても充電されずバッテリー自体の寿命を縮め、充電機能不全に陥る原因となるため注意が必要である。 これは車両に搭載されたバッテリーでも起こる現象である。
過放電 どうなる?
放電された状態で長期間放置しての自然放電や、組み合わせ電池の一部セルが過放電となる事例があるが、過放電状態となったセルは再充電が不能となり、システム全体の電池容量が低下したり、異常発熱や発火につながるおそれがある。
過充電するとどうなる?
スマホの過充電とは、充電が100%になっても電力を供給し続けること。 過充電を続けることでバッテリーに負荷がかかり、電池の減りが早い、端末に熱がこもりやすいといった問題が起こります。 最悪の場合、電池の破裂や発火の危険性も。
リチウムイオン電池 過放電 どうなる?
リチウムイオン電池には「自己放電」という特性があり、使用していない状態でも電池の容量は徐々に減ってしまいます。 過放電の状態が長く続くと、電池の負極に用いられている銅箔が溶け劣化を促し、最終的には充電できない状態にまでなってしまうこともあります。
なぜバッテリーは膨らむ?
バッテリーが膨張するのは「寿命」が原因 リチウムイオン電池では、正極材と負極材、電解質にゲル状ポリマーなどが使用されています。 経年劣化により、電池内で化学反応が起こりガスを発生させると、バッテリーの膨張が起こるのです。