心に抱えている不安や恐怖、緊張など精神的なストレスが引き金で起こります。 人によって感受性の違いはありますが、発作を起こしやすい性格として、「几帳面」や「心配症」などが挙げられます。 上記以外に、マラソンなどスポーツの直後や睡眠不足などの肉体的疲労からも起こります。
過呼吸とはどういう症状ですか?
何らかの原因、たとえばパニック障害や極度の不安、緊張などで息を何回も激しく吸ったり吐いたりする状態(過呼吸状態)になると、呼吸ができない、息苦しさ(呼吸困難)を感じます。
過呼吸で死ぬことはありますか?
過呼吸(過換気症候群)により呼吸が思うようにできないと「死んでしまうかも!」という強い不安に襲われる方もいらっしゃいますが、過呼吸(過換気症候群)で死ぬことはありません。 パニック障害の治療で、十分なサポートの元で、わざと過呼吸を起こして取り組む治療もあるぐらいです。
過呼吸 しびれ なぜ?
過呼吸で何度も呼吸を繰り返すことで体の酸素が多くなり、代わりに二酸化炭素が少なくなります。 二酸化炭素が減ると、いつもは中性に保たれている血液がアルカリ性に傾きます。 その結果、血管の収縮などが起こり、手足のしびれが生じます。
過呼吸 どれくらい?
過呼吸の発作は非常に苦しく、とても強い恐怖感に襲われますが、数十分から1時間程度で自然と改善し、予後も良好な疾患です。 過呼吸の正しい知識を知ることで安心感が生まれ、発作も起こりにくくなります。