急性胃腸炎とは、ウィルスや細菌感染によって胃腸の粘膜に炎症が起きる疾患で、嘔吐、下痢、腹痛などの症状が現れます。 ウィルスや細菌感染以外にも、刺激の強い飲食物の取りすぎ、の取りすぎ、日々のストレスからくることもあります。 また、非ステロイド系の消炎鎮痛剤や、抗生物質などの副作用によって引き起こされることもあります。
胃腸炎ってどうやって感染するの?
どうやって感染するの? 手についたり乾いて舞い上がったウイルスが口に入る、ウイルスに汚染された食品を食べる、吐物や排せつ物の処理の時に口に入ってしまう等、様々なルートがあります。 ウイルスは下痢やおう吐の症状がなくなってからも約2週間は体から排出されますので、その間は感染することがあります。
胃腸炎は何度もなる?
それぞれのウイルスに対する免疫は感染症が治ればできていますが、別なウイルスによってまた胃腸炎をおこしてしまいます。 一冬に何回もかかりますし、何年も同じことが続きます。 しかし、次第にかかる回数や程度は軽くなっていくものです。 その場の対処をしっかりとしてあげることと、多少長い目で見てあげることが必要でしょう。
急性胃腸炎 どうしたら?
急性胃腸炎の治療法(*1) ウイルス性急性胃腸炎の治療は、なんといっても脱水の予防です。 ウイルスなので、抗生物質などは全く効きません。 治療の主体は、嘔吐・下痢がひどく脱水が強い場合は点滴、発熱・腹痛がある場合は解熱鎮痛剤といったように、症状を緩和する治療を行いながら、自然に回復するのを待ちます。
急性胃腸炎 いつ発症?
これらの胃腸炎は、特別な治療法がないことから、ウイルス検査を行わず、流行状況や症状から「感染性胃腸炎」と診断されることが多いです。 口などから体に入ると、24~48時間の潜伏期間を経て発症します。 通常、3日間くらいで軽快しますが、発症当日の症状が激しいのが特徴です。