皮膚を見てもなにもできていないのに痒みを感じる病気です。全身いたるところがかゆくなるものと、陰部など限られたところだけかゆくなるものとがあります。
何もなってないのに皮膚が痒い?
何もできていないのにかゆい・・・皮膚そう痒症 皮膚そう痒症とは、皮膚に何もできていないのにかゆみを感じる病気です。 全身いたるところがかゆくなるものと、陰部など限られたところだけかゆくなるものとがあります。
全身が痒いのはなぜ?
かゆみを伝える神経の末端部分は、皮膚の表皮と真皮の境界部近くに存在します。 例えば、皮膚の表面が外界から刺激を受けたり、体の中で生じたアレルギー反応によってかゆみを起こす物質が放出されたりすると、神経線維の末端部分がこれらの刺激を受け取って、その情報を脳へ伝え、脳が「かゆみ」として認識します。
なぜ乾燥すると痒くなるのか?
ところが、何らかの要因で角質層がダメージを受けると、このバリア機能は崩れてしまいます。 すると、肌内部に保持されていた水分が蒸発し、乾燥肌になってしまうのです。 また、肌の水分が失われることで肌の構造が崩れるため、かゆみ物質を脳に伝達する知覚神経は刺激を受けやすくなると考えられています。
背中が痒いのはなぜ?
そもそも、なぜ背中がかゆくなるのでしょうか。 皮膚表面に外部から何らかの刺激が加わったり、体の中でアレルギー反応が起きたりすると、かゆみを引き起こすヒスタミンなどの物質が体内に放出されます。 放出されたヒスタミンなどの物質が神経に作用することで、かゆみを感じると考えられています。