その中でももっともわかりやすいのが「天突(てんとつ)」です。 左右の鎖骨を結んだ中央部の窪みにあります。 この窪みに指を当て、からだの奥へ向けて静かに押します。 のどはデリケートですから、ゆっくり3秒押したら3秒離すペースで1度に2回程度がよいでしょう。
天突 どこ?
天突は、両側の鎖骨が交わるところ。 中指か人差し指で、くぼみから下に向かって軽く押します。
咳止めのツボはどこ?
尺沢(しゃくたく) 東洋医学では咳に関係する『肺の気の流れ』の上にあるツボといわれ、昔から咳に効果があるとされるツボ。 肘を曲げると出来る内側のシワの上で、シワの中央から指約2本分親指側にいった、かたい腱の外側にあるツボ。
ツボはなぜ効果があるのか?
ツボは経絡に沿って、全身に点在しています。 ツボを刺激することで経絡を流れる気を調整でき、気の流れがスムーズになると、経絡とつながる臓腑が活性化されて、体調が整うというわけです。 このようにツボや経絡を利用した治療法として、針や灸でツボを刺激する鍼灸、指でツボを刺激する指圧などがあります。
熱を下げるツボはどこ?
からだにたまった熱を取りたいときにおすすめなのが、陽谷穴というツボ。 手の甲側、小指のラインと手首が交差するくぼみにあり、体内の熱を外に放散してくれるので、暑さで動悸がするときなどにも効果的です。 指でほぐすようにやさしく押すだけなので、移動中の車内などのすき間時間に取り入れて。