手術以外の治療で治すことはできますか? 脊柱管狭窄症は、神経が圧迫されて症状が出現していますので、根本的に原因を取り除く方法としては手術以外にはありません。 しかし、神経が圧迫されている状態は変わらなくても痛みが自然に落ち着いてくることもあります。
脊柱管狭窄症どれくらいで治る?
通常では術後7-14日目に退院となります。 退院後は定期的に来院して頂き、神経症状の診察と腰椎X線撮影による胸椎のチェックを行います。 術後の通院は、3-12ヶ月程度必要となる事が多いです。 仕事や学業への復帰は術前の症状にもよりますが、通常は術後1-2ヶ月が一応の目安です。
脊柱管狭窄症をほっとくとどうなる?
病状により、安静にしていても足に痛みやしびれが生じることがあります。 神経の障害が進行すると、筋力が低下することがあります。 症状が悪化すると、会陰部の感覚障害や頻尿、残尿感がみられる場合があります。 足の痛みやしびれを、加齢による症状だからと放置せず、違和感を覚えたらかかりつけ医または整形外科を受診しましょう。
脊柱管狭窄症 手術しないとどうなる?
腰部脊柱管狭窄症や腰椎すべり症で手術を受けなくても、車いすになることは多くの場合は心配ありません。 しかし、時に神経症状の悪化から足の筋力の低下や、強い痛みしびれで歩行が困難になる場合もあります。 その場合は手術のタイミングとなりうるでしょう。 また、放っておいても物理的な脊柱管の圧迫が自然に改善することはありません。
脊柱管狭窄症は歩いてもいいですか?
腰を曲げて休むと血液が流れやすくなるので、痛みやしびれが低下して再び歩けるというわけです。 治療は歩行障害のある人に限られ、多少痛くても30分も歩けるような人には運動をおすすめします。 一方、歩行がある程度制限される人には、神経周囲の血流を良くする薬を処方します。