病院での甲状腺ホルモンの測定は、ほとんどの場合血液中のFT3、FT4 、TSHを測定し、甲状腺機能の評価を行います。 甲状腺機能亢進症(バセドウ病)や甲状腺機能低下症(橋本病)などの診断に大変有用です。
甲状腺機能検査 何がわかる?
血液検査で、甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症、甲状腺炎などの甲状腺の状態を知ることができます。
甲状腺が悪いとどんな症状が出ますか?
甲状腺機能低下症による症状には、一般的に、無気力、疲労感、むくみ、寒がり、体重増加、動作緩慢、記憶力低下、便秘などがあります。 軽度の甲状腺機能低下症では症状や所見に乏しいことも多いです。 甲状腺機能低下症が強くなると、傾眠、意識障害をきたし、粘液水腫性昏睡と呼ばれます。
甲状腺の病気はどんな病気?
甲状腺機能亢進症の代表的な病気がバセドウ病です。 甲状腺臓器の特異性な自己免疫疾患のひとつです。 橋本病も甲状腺臓器特異性自己免疫疾患の1つで甲状腺ホルモンが減少していく病気の代表が橋本病です。 結節性甲状腺腫は、甲状腺の機能にほとんど異常がなく自覚症状がありません。
甲状腺検査 なぜ?
甲状腺ホルモンの測定は、甲状腺ホルモンが増加する病気(バセドウ病、亜急性甲状腺炎、無痛性甲状腺炎など)、不足する病気(機能低下症)、また変化のない病気のどれかを知るために行なわれます。