間質性肺炎は、さまざまな原因からこの薄い肺胞壁に 炎症 や損傷がおこり、壁が厚く硬くなり( 線維化 )、ガス交換がうまくできなくなる病気です(図1右)。 また、肺の最小単位である小葉を囲んでいる小葉間隔壁や肺を包む胸膜が厚く 線維化 して肺が膨らむことができなくなります。 間質性肺炎は、この間質にさまざまな原因による炎症が起こり、壁が厚く硬くなって(線維化)、血液中に酸素が取り込まれにくくなる病気です。 症状としては、歩行やそのほか日常生活の中で身体を動かしているとき(労作時)に感じる息切れ、痰(たん)を伴わないせきなどが現れます。
なぜ間質性肺炎は完治するのですか?
ところが、間質性肺炎は通常の肺炎とはまったく違い、完治するのが難しい病気です。 というか、私が調べた範囲内では、間質性肺炎は完治しません。 肺の組織は、ぶどうの房のような「肺胞」が集まって、小葉(小葉)という組織を作っています。 間質性肺炎とは、その肺胞の壁に炎症が起こったり、傷がついたりして、壁が厚く、硬くなり酸素を取り込みにくくなる病気です。 肺胞の壁が厚く硬くなる状態を、「繊維化」と言います。
急性間質性肺炎は急激に発症しますか?
急性間質性肺炎は急激に発症し予後はあまり良くありません。 特発性間質性肺炎では、風邪などを契機に短期間で急に悪化すること(急性増悪)があり、肺がんを合併する頻度も高いとされています。
肺炎の原因になる病気は何ですか?
肺炎の場合、気管支や肺胞内が炎症した状態になります。 肺炎の原因になるのはウィルスなので、免疫力が落ちたり、風邪をひいたりした時になりやすい病気です。 ただ、抗菌薬を服用して安静にしていれば、数週間で完治します。
誤嚥性肺炎の原因は何ですか?
肺炎は、日本人の死因第三位だが、この肺炎の70%はノドの老化によって、誤嚥性肺炎の症状を引き起こした結果です。 誤嚥性肺炎は、のどの老化により、唾液や食べ物を誤って気管に入れ発症する病気です。 飲み込み力が低下していると誤嚥性肺炎のリスクが高まります。 ごっくんテストは、30秒間で何回唾液を飲み込めるかで飲み込み力を計測します。 8回以上飲み込めれば問題ありません。 ノドだけでなく、舌の問題により誤嚥性肺炎になる危険性があります。 低位舌という落ちベロの状態は、口を閉じた状態で舌がどこにあるかで判定できます。 落ちベロは、40代から50代にかけて、舌の筋力が衰え、舌全体が下がって来る症状です。