ウエイトマシンなどを利用して筋力トレーニングを行うと、重りを持ち上げるたびに筋肉は強く収縮し、骨に刺激が伝わります。 さらに筋力トレーニングは、ウォーキングやジョギングだけでは強化できない上半身の骨も鍛えることができます。 自分の弱い部位を選択的にトレーニングすることができて効果的です。 筋肉が弱ると、筋肉からミオスタチンという骨をもろくするホルモンが出ます。 ところが、筋肉を鍛えると、ミオスタチンが抑えられ、血流もよくなって、骨も筋肉も強くできるのです。 また、筋トレをすると脳と筋肉をつなぐ神経が発達し、バランス感覚や反射神経の衰えを防ぎます。 それが転倒防止に役立ちます。2020/07/16
筋力トレーニングは筋肉に刺激を与えることができますか?
一方で骨は通常腱を介して筋肉へとつながっているため、筋力トレーニングによって、骨に直接刺激を与える方法も効果的です。. ウエイトマシンなどを利用して筋力トレーニングを行うと、重りを持ち上げるたびに筋肉は強く収縮し、骨に刺激が伝わります。. さらに筋力トレーニングは、ウォーキングやジョギングだけでは強化できない上半身の骨も鍛えることができます。. 自分の弱い部位を選択的にトレーニングすることができて効果的です。. いずれの運動を行う場合も、定期的な骨密度の評価を行ったうえで実施することが、安全のためには重要です。. 骨折経験や腰痛などの関節痛がある場合は、整形外科医に相談してから運動するようにしましょう。.
筋力トレーニングの効果は何ですか?
トレーニングの負荷や回数、トレーニングの頻度を調整することで筋力だけでなく、筋持久力、筋パワーを向上させることができます。. 筋力を高めることで、以下の効果があります。. 日常生活がより楽に行えるようになること(階段の昇降や買い物袋の持ち運びなど)。. 慢性疾患を予防、改善すること(骨粗鬆症、2型糖尿病、肥満など)。. そのため、筋力トレーニング(筋トレ)は、若者が行うイメージがありますが、その重要性はむしろ高齢者にあるといえます 1) 。.
筋力トレーニングには2つの形態がありますか?
筋力トレーニング(筋トレ)は、筋が短縮しながら力を発揮する「短縮性筋活動(収縮)」と、筋が負荷によって受動的に伸長しながらも力を発揮する「伸張性筋活動(収縮)」の2つの活動(収縮)形態があります。 図のような、上腕二頭筋を鍛える種目のアームカールを例に挙げると、ダンベルを巻き上げるような動作のときに短縮性筋活動によって力が発揮され(真ん中図)、巻き上げたダンベルを重さに耐えながらゆっくりとおろす動作のときに伸張性筋活動によって力が発揮(右図)されます。
筋力トレーニングには、負荷のかけ方がありますか?
筋力は、筋肉に一定の負荷をかけることで維持・向上します。 筋力トレーニングには、自分の体重だけで行う「自重トレーニング」、バーベルやダンベルを使った「フリーウエイトトレーニング」、板状の重りや空気抵抗を用いた「マシントレーニング」など様々な負荷のかけ方があります。 筋力トレーニング(筋トレ)は、筋力を向上させることを目的に行われます。