金属アレルギーとは? 種々の金属への接触により生じる、アレルギー性の接触皮膚炎です。 難治性の手湿疹などの背景に金属アレルギーが認められる場合もあります。 金属は体内に存在するタンパクと結合することにより、アレルギー性を獲得するようになります。
金属アレルギーはどんな症状?
原因となる金属に接触してすぐ~数日後に赤みやプツプツができたり(じんましん、湿疹のような症状)、腫れやかゆみが出てきたり、ひどい時には発熱や全身の倦怠感などの症状が出る人もいます。
金属アレルギーがあるかどうか?
金属かぶれかどうかの判断は主にパッチテスト(金属をしみこませたフィルムを皮膚に貼ってアレルギーの有無を判定するテスト)の検査結果をもとに医師が診断します。 気になる症状があるときは、医療機関で検査を受けましょう。 特定の金属が一度感作されてしまうと、金属によるアレルギー自体は治療することはできません。
金属アレルギー どんなもの?
金属アレルギーの原因物質として、アレルギー頻度の高い順に水銀、ニッケル、コバルト、スズ、パラジウム、クロム、銅、白金、亜鉛、金となっています。 シルバーは、それ自体はアレルギーの原因になりにくいのですが、割金にニッケルを使うことが多く、ロジウムコーティングをしていてもアレルギーが出やすいので避けた方がいいでしょう。
金属アレルギー どうやってわかる?
金属アレルギーを調べる方法 金属アレルギーを疑った場合、どの金属に反応するのか調べる必要があります。 主に皮膚科で詳細な問診ののち、金属パッチテストを行って診断します。 医療機関にもよりますが、一般的なジュエリーに使われている金・銀・プラチナをはじめ、15種類程度の金属に対しての検査が可能です。