後頭部から首すじにかけて、重苦しい感じや、頭をベルトで締めつけられているような圧迫感が起こるのが緊張型頭痛です。 時々起こるもの(反復性緊張型頭痛)とほぼ毎日起こるもの(慢性緊張型頭痛)があり、片頭痛のようにズキズキする痛みや寝込むほど強い痛みではなく、動いても痛みは強くならず、光・音過敏や吐き気もありません。
緊張性頭痛 どんな?
緊張型頭痛は頭全体が鉢巻きで締め付けられるような痛みが続く頭痛です。 主な原因は身体的・精神的ストレスによる筋肉の緊張と考えられます。 例えば、上半身を前かがみにしたパソコン操作や、うつむき姿勢などを長時間続けると、頭を支えている首や肩の筋肉に大きな負担がかかり、頭の筋肉も緊張し、血流が悪くなり、頭痛が起こってきます。
緊張型頭痛 何科を受診?
「緊張型頭痛(ストレス性頭痛)」は何科? 緊張型頭痛の場合は、「脳神経内科」「脳神経外科」「内科」「ペインクリニック内科」を受診するのがよいでしょう。 かかりつけの医師がいる場合は、相談すると頭痛専門の先生や医療機関を紹介してくれます。
ストレス頭痛 どんな感じ?
頭全体、もしくは後頭部から首にかけて締めつけや圧迫感があり、拍動感(ズキズキする感じ)はないことが特徴。 精神的なストレスのほか、一定の姿勢を長時間継続すること、疲労による筋肉の緊張、血管の圧迫などによって発症する。 患者は中高年に多いが、パソコンの使用頻度が高い若年層にも増えている。
肩こり頭痛 どんな?
緊張型頭痛は、肩や首の筋肉の緊張からおこる頭痛。 多くは肩こりが見られ、頭の後ろからてっぺんあたりがズキズキ。 「肩こり頭痛」「筋収縮性頭痛」とも呼ばれるほどです。 症状は、頭を締めつけられるような頭痛が持続的に発症。
後頭部 頭痛 なぜ?
後頭神経痛 後頭部の感覚をつかさどる神経に起きる神経痛です。 神経が筋肉に圧迫されることが原因の一つと考えられており、猫背や長時間のパソコン操作、肩こりがあると起こりやすくなる場合があります。
頭痛のツボはどこ?
百会(ひゃくえ) ちょうど頭の頂上あたりに位置する「百会(ひゃくえ)」というツボは、刺激することで片頭痛を和らげられるツボとして有名です。 下に向かって垂直に、心地よい程度の力で押してみましょう。 3~5分ほど呼吸に合わせて押し続けていると、効果が現れてくるといわれています。
緊張型頭痛 どのくらい続く?
緊張型頭痛の場合は、30分~7日間、鈍い痛みとして何かで頭の周囲を締めつけられるようなものが継続します。 また、強い首や肩のこり、ふらつき、全身のだるさ、めまいなどが伴う場合もあります。
首こり 頭痛 どこ?
首の後ろにある大きな筋肉の中でも一番深部にある頭半棘筋(とうはんきょくきん)が凝り固まることで起こる緊張性頭痛。 頭痛の大半はこの緊張性頭痛と言われています。