痙攣を引き起こす代表的な脳の疾患としては、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害、脳挫傷や硬膜下出血などの外傷、脳腫瘍などによる頭蓋内圧亢進、脳炎や髄膜炎などの炎症、小頭症などの先天奇形—などがあげられます。 また、分娩時に吸引分娩などで赤ちゃんの神経細胞がダメージを受けると、後遺症として痙攣が起こることもあります。
痙攣 どんな状態?
けいれんとはどんな状態か? 体の一部、あるいは全身の筋肉が自分の意志によらずに硬直したり、ガクガクと律動的に収縮したりする状態がけいれんです。
全身の痙攣 何科?
けいれんが初めて起きたような場合には一度は受診が必要です。 また、全身で起こった場合、数分以上続く・何度も繰り返す、発熱や意識がおかしいなどその他の症状がある場合は、すぐに救急受診しましょう。 病院を受診する際には、神経内科や脳神経外科が適しています。
痙攣って何?
けいれんとは、意志とは関係なく筋肉に力がはいる状態をさす言葉です。 大脳のはたらきの異常が原因で腕や足が動く場合を指すことが多いのですが、腹痛や、顔面のひくひくした動き、運動時のこむらがえり等も俗にけいれんと呼ばれます。
痙攣の原因は何?
けいれんの原因はさまざまで、慢性の脳疾患である「てんかん」の発作として起こるけいれんのほか、脳血管疾患や頭部外傷、身体疾患の急性症状としてみられるけいれん、薬物やアルコールに関連して発生するけいれん、発熱をきっかけに発生するけいれん、心因性に発生するけいれんなどがあります。 原因がはっきりしない場合もあります。