緩速ろ過は1829年に英国で開発された処理方式で、コレラや赤痢など水系伝染病に有効な浄水処理としてヨーロッパで広まり、やがて世界中で導入されていきました。 日本でも、明治20年(1887年)に最初の近代的な水道施設として緩速ろ過が横浜市に導入されて以来、戦前の浄水処理はほとんどが緩速ろ過でした。
水道 いつから使える?
日本の近代水道は、1887年(明治20年)10月17日に通水した横浜市の水道に始まります。 この水道は江戸末期から明治初期にかけて外国との貿易が活発化した反面 、コレラ・チフスなどの伝染病が全国的に大流行したことに対処してつくられました。
水道の歴史 いつから?
水道の歴史は、江戸時代までさかのぼります。 江戸時代より前の時代は、川の水や井戸の水を汲んで使用していましたが、水質の問題や江戸の人口急増に伴い、現代の水道の原型となる水道施設が作られました。 その後、時代の変化とともに水道も変化・進化していきます。
高度浄水処理 東京 いつから?
東京へ水道水を供給する浄水場に「高度浄水処理」が初めて導入されたのは、1992(平成4)年6月のことで、場所は金町浄水場(葛飾区)でした(1期)。
上水 いつから?
江戸上水の起源は、天正18(1590)年、徳川家康の江戸入府時に開設された小石川上水であり、後に神田上水へと発展したと考えられています。 その後、上水は順次拡張され、承応3(1654)年には玉川上水が建設され、さらに元禄9(1696)年までに、本所(亀有)、青山、三田、千川の各上水が整備されました。
高度浄水処理 いつから?
平成4年度(1992年度)より事業開始。 柴島浄水場下系が平成10年3月、庭窪浄水場系が平成11年3月に通水した。 柴島浄水場上系・豊野浄水場系の平成12年3月通水をもって事業が完了し、政令指定都市で初めて市内全域に高度浄水処理水が届く全量高度浄水処理となった。 総事業費は約753億円であった。
水道 蛇口 いつから?
横浜で近代水道が始まり、1887年(明治20年)に日本で初めて浄水場から水を送る水道が引かれました。 水道は現在のように各家庭にはなく、道路脇などに設置されていました。 この時、水が出る部分、つまり「蛇口」が初めて作られたのです。
浄水場は何のためにあるのか?
浄水場は、水道水をつくる工場といえます。 水源となる川の水やダムの水、地下水などの原水を引き込み、原水中のごみなどを取り除き、安全な水道水をつくるのが浄水場の役割です。
浄水場 いくつ?
水道統計施設・業務編(平成 18 年度版)によると、我が国における浄水場数及び消毒のみの浄水 施設数の合計は 5,270 箇所となっている(表-1-3-1)。