手術や放射線療法が局所的な治療法であるのに対して,化学療法では,のみ薬や注射で投与された抗がん剤が血液の中に入り,血流に乗って全身をめぐり,全身にひろがったがん細胞に効果を発揮する全身治療です。
抗がん剤をやる人はなぜやるのか?
抗がん剤は注射薬もしくは内服薬がほとんどで体の中の悪性の細胞(がん細胞)の増殖・がんの進行をおさえます。 抗がん剤治療は化学療法とも呼ばれ、1940年代から行われていて、抗がん剤の種類もどんどん増えており、その効果も確実に高まっています。
抗がん剤治療は何クール?
化学療法(抗がん剤による治療)は、薬の種類によって変わりますが点滴を1~4週間に1回、三日間連続などの方法で投与します。 1ヶ月を1クールとし、3クールから6クール(3ヶ月から6ヶ月)を目安に行っていきます。
抗がん剤 なぜ通院?
現在では、抗がん剤治療も通院で行うことが増えてきました。 これは、抗がん剤の副作用を軽減するためのお薬(吐き気止めなど)やその他の対処方法も進歩してきて、通院で可能な治療は通院で行われるようになってきたからです。
抗がん剤効果何?
化学療法(抗がん剤治療) がん細胞の成長過程に作用し、がんの増殖や転移を抑える効果があります。 がんが比較的早い段階で見つかった患者さんに対しては、手術療法や放射線療法と併用することで治療効果を高めることができます。